アイデアを出すなら「ある人」になりきることが大切です。
それは「アイデアパーソン」です。
アイデアを出すなら、まず自分がアイデアパーソンになったつもりで考えましょう。
「自分は非凡な人間で、アイデアパーソンではない」
そう思うかもしれませんが、いったん現実は無視してください。
今の自分は、まったくアイデアが浮かばない凡人であってもかまいません。
自分がどんな状態であれ、アイデアパーソンになったと考えること。
たとえ自分に自信がなくても、思い込みでいいので、アイデアパーソンになったと考えましょう。
テレビや雑誌で活躍する発想の達人たちを思い出すと、アイデアパーソンをイメージしやすくなるでしょう。
すると、どうなるか。
自然とアイデアが浮かびやすい状態になるのです。
「自分は無能な人間だ」と思うときと「自分はアイデアパーソンだ」と思うときとでは、頭の働き方が違います。
単なる意識の違いで表向きは何も変わりありませんが、思考と精神の状態が変わります。
「自分はアイデアパーソンだ」と思うと、自然と意欲が高まり、テンションも上がります。
自然と頭の回転がよくなって、鋭い思考がしやすくなる。
自己暗示の力が働き、自分の潜在的な能力が発揮されます。
常識や先入観にとらわれない考え方がしやすくなり、アイデアが出やすくなるのです。
意識や気分の問題ではありますが、アイデアを出すうえでは有効です。
自分の中に眠る、豊かな発想力のスイッチが入るのです。
さあ、アイデアパーソンになったつもりで、アイデア作業に取りかかりましょう。
世間から注目されているアイデアパーソンになっている様子を想像してみるといいでしょう。
アイデアパーソンになって考えていると、あなたの潜在的な能力が発揮されます。
結果として、本当のアイデアパーソンになれるのです。