アイデアパーソンとはどんな人でしょうか。
私たちが最初にイメージするのは「秀逸なアイデアを出せる人」ではないでしょうか。
どれもアイデアパーソンの条件の1つでしょう。
秀逸なアイデアを出せることが素晴らしいのは間違いありません。
しかし、アイデアパーソンとはいえ、常に秀逸なアイデアを出せるわけではありません。
一部の天才的なアイデアパーソンを除き、普通のアイデアパーソンが出すアイデアは、平凡なものが大半です。
普通のアイデア、微妙なアイデア、くだらないアイデア。
それぞれのアイデアは、誰でも思いつくようなものが多い。
では、何が違うかというと「継続的にアイデアを出せるかどうか」です。
アイデアパーソンは、継続的にアイデアを出せます。
アイデアを出すための方法論が身についていて、いつでも自由に実行できます。
アイデアが行き詰まったときの対処法も身についています。
野球の優秀なバッターをイメージしてみてください。
優秀なバッターとは、打率の高いバッターです。
どんなに打率の高いバッターでも、10割のバッターはいません。
優秀なバッターとはいえ、せいぜい3割。
低いように思えますが、一定の打率を継続的に維持できるのがプロの条件です。
野球の世界がそうであるように、アイデアの世界も同じです。
秀逸なアイデアを出せる人が、アイデアパーソンではありません。
継続的にアイデアを出せる人が、本当のアイデアパーソンです。
アイデアの内容は平凡であってもいいので、ひとまずアイデアを出せることが素晴らしい。
アイデアは、一にも二にも、量が大切です。
大量のアイデアを出していく中で、まれに秀逸なアイデアが生まれます。
秀逸なアイデアを出すことではなく、継続的にアイデアを出すことを目指しましょう。
継続的にアイデアを出せる人こそ、本当のアイデアパーソンです。