アイデア発想は、自分が信じる範囲で考えることが多いでしょう。
自分の中に「許容範囲」があり、その範囲内で想像・発想を膨らませます。
アイデアを発想するなら、自分が信じている範囲で考えるのが当然と思う。
自分が有用を認めていることだから、アイデアになると思われます。
アイデアに責任を持つためにも、自分が信じられる範囲で考えるほうがよいと思う。
「自分が信じていない発想は言語道断」と思う人が多いのではないでしょうか。
しかし、それは誤解です。
信じられることばかり挙げていては、いいアイデアを出せません。
信じられることばかりアイデアにすると、発想が常識の範囲で収まってしまいます。
常識の範囲だけでは、秀逸なアイデアも発想もできません。
責任を持つとはいえ、まだアイデア発想の段階です。
形をする段階ではないのですから、責任は考えず、量を意識しながらどんどん発想していくことが大切です。
アイデアを発想するときは、自分が信じられることだけではありません。
信じられないことも、どんどん発想していきましょう。
「ありえない」
「現実性がない」
「信じられない」
「うまくいくはずがない」
「不可能に決まっている」
信じられないことでも、とりあえずアイデアとして出しましょう。
「まったく信じられないアイデアだね」と言いながら、紙に書き留めていけばいい。
不自然な光景に見えますが、このくらいの勢いが必要です。
アイデアの出し惜しみは不要です。
「これは信じられない」と思うアイデアでも、どんどん出していきましょう。
信じられることだけ発想していては、非常識な発想はできません。
「信じられない」というだけで、実現不可能が証明されているわけではありません。
今は信じられないアイデアでも、しばらく時間を置くと、感じ方が変わるかもしれません。
ちょっとした工夫が加わることで、急に現実味を帯び始めることもあるでしょう。
自分は信じられなくても、別の人は「いいアイデアだね」と言ってくれることもあるはずです。
アイデア発想において、常識の範囲は不要です。
常識の範囲は、あってないようなもの。
往々にしてアイデアは「意外」から生まれます。
自分でも信じられない発想が浮かんだら、チャンスです。
自分でも信じられない発想は、必ずユニークです。
アイデアを育てて、大きく発展させていきましょう。
自分でも信じられない発想が、秀逸なアイデアになるのです。