アイデアを考えるうえで、ときどき取り入れておきたいことがあります。
それは、気分転換やリフレッシュです。
もちろん、ただ気分転換やリフレッシュを入れればいいわけではありません。
たとえば、仕事の調子がいいときなら、気分転換やリフレッシュを入れるのは注意したほうがいいでしょう。
アイデアが湧いて、止まらない瞬間があります。
誰かが耳元でささやいているかのように、次々アイデアが浮かぶ瞬間があるもの。
アイデア作業がはかどっているときなら、あえて余計な休憩を取らず、勢いのまま仕事に集中するのがいいでしょう。
絶好調のときなら、休まずに頑張ることも大切です。
しかし、アイデアが出なくて行き詰まっているときなら別です。
頭が疲れて行き詰まっているにもかかわらず、無理やりアイデアを出そうと頑張るのはよくありません。
疲れた脳を余計に疲れさせるだけ。
集中力が途切れているときに無理やり考えたところで、効率が悪いだけ。
無理やり頑張ったところで、いいアイデアは出ません。
起きていても、生産的な活動ができていないなら、意味がありません。
ぼうっとしている時間だけが長くなり、貴重な時間が過ぎるばかり。
考えれば考えるほど、もつれた糸のように思考が複雑になっていき、収拾がつかなくなります。
アイデアは、肉体労働とは違い、精神状態に結果を大きく左右されます。
ただ頑張ればいいわけではありません。
いくら頑張ったところで、何もアイデアが出なければ、結果もゼロ。
そこで必要なのが、気分転換やリフレッシュです。
気分転換やリフレッシュは、アイデア作業を行う上では、必要不可欠の行為です。
気分転換やリフレッシュによって、プレッシャーから解放されてリラックスでき、脳を休ませることができます。
また、いったん仕事から離れることで、脳の興奮状態を沈め、もつれた思考をリセットしてくれます。
気分転換やリフレッシュを楽しんだ後、再び仕事に戻ると、アイデアが浮かびやすくなるでしょう。
忘れてならないのは「偶然の出会い」です。
気分転換やリフレッシュを通して、偶然、何らかのヒントに出会えることがあります。
仕事と関係ないところに、仕事のヒントが隠れているのはよくあること。
別のことに注意を向けているつもりでも、潜在意識では問題意識を思い浮かべています。
「こうすればいいかもしれない!」とひらめいたら、アイデア作業がいっそうスムーズになるのです。
アイデア作業が行き詰まれば、積極的に気分転換やリフレッシュをしましょう。
友人とおしゃべりを楽しむのもよし。
本を読んだり映画を見たり趣味で時間を忘れたりするのもよし。
運動やスポーツで気持ちのいい汗を流すのもよし。
気分転換やリフレッシュを楽しめば、ストレス解消にもなります。
ときどき気分転換やリフレッシュをして、脳を休ませましょう。
むしろアイデアが出なくて行き詰まったときこそ、気分転換やリフレッシュです。
アイデア発想では、気分転換やリフレッシュも、仕事の1つ。
気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促されるのです。