アイデアを発想するとき、真面目になっていませんか。
もちろん真面目であることは素晴らしい姿勢です。
サボらず怠けず真面目に取り組めば、集中しやすくなり、仕事もスムーズです。
余計な遊びもせず、一生懸命打ち込めば仕事の成果も出やすくなるでしょう。
不真面目より真面目であるほうが、社会人として胸を張れるのは間違いありません。
周りからの評価も上がりやすくなり、信頼を集めることができるでしょう。
しかし、アイデアを考えるときには要注意です。
真面目に考えていては、自由な発想が難しくなります。
好奇心や遊び心がなくなり、堅苦しい発想しかできなくなります。
平凡で当たり前のアイデアしか浮かばなくなります。
変なアイデアが浮かんでも、真面目になっていると、すぐ取り消してしまうでしょう。
常識やルールといった既存の枠にとらわれてしまい、行儀のよいアイデアしか出なくなるのです。
では、どうするか。
ばかになるのです。
アイデアには、好奇心と遊び心が必要です。
「好奇心と遊び心がすべて」と言っても過言ではありません。
好奇心と遊び心を出すためには、ばかになるのが一番。
「ばかになったらアイデアが出なくなる」と思いますが、逆です。
ばかになるからアイデアが出ます。
ばかになったほうが、自由な発想をしやすくなるからです。
好奇心と遊び心こそ、発想を爆発させる起爆剤。
ばかになれば、好奇心と遊び心が生まれ、視野が広がります。
頭が柔らかくなり、豊かな想像ができるようになります。
見栄も体裁も忘れることができ、自由な発想ができるようになるのです。
「真面目なアイデアを出そう」ではなく「ばかなアイデアを出そう」と考えましょう。
好奇心と遊び心を大事にすれば、脳が活性化され、想像力と発想力が爆発します。
なかなかアイデアが出ないなら、どこかでまだ堅苦しく考えている証拠です。
いったん真面目になるのをやめて、もっとばかになって考えましょう。
もともと真面目で、すぐ性格を変えることができないなら、真面目にばかばかしいことを考えればいい。
「ばかと天才は紙一重」と言われます。
ばかになればなるほど、天才に近づけます。
もしあなたが「自分はばかだ」と思っているなら、間違いなく素晴らしいアイデアを出せる可能性があります。
「こんなばかなことを考えてしまった」と思うアイデアに限って斬新です。
ばかになって考えるからこそ、好奇心と遊び心に満ちたアイデアが生まれるのです。