私たちは上機嫌のとき、腰を振ることがあります。
嬉しいことがあってたまらないと、勝手に体が動き出します。
じっとしているほうが苦しい。
にやにやしながらスキップをしたり躍ったりすることもあるでしょう。
体全身で喜びを表現しているような状態になります。
しかし、腰を振るのは上機嫌になったときだけと思っているなら誤解です。
上機嫌でないときでも、腰を振ってみましょう。
躍っているように、ふりふり腰を振るだけです。
下手でも演技でもいいので、大きく腰を振ってみましょう。
するとだんだん気持ちに変化が現れ、明るい気持ちになっていくでしょう。
腰を振っていると、躍っているような状態になります。
すると、運動神経の刺激が脳に伝わり、脳が「今この人は機嫌がいい」と錯覚します。
脳の中で明るい気持ちにさせる物質が放出され、本当にだんだん機嫌がよくなっていくのです。
これは、落ち込んでいるときにも有効です。
自然と元気が出るまで待っていてはダメです。
何もしないで元気が出るなら、誰も苦労しません。
元気がないときにじっとしていると、ますます元気が出なくなります。
むしろ落ち込んでいるときのほうが、腰を振る価値があります。
元気がないときこそ腰を振って、気分を上げましょう。
腰を振っても気持ちが変化しないなら、まだ腰の振りが足りません。
もっと大胆で大げさに腰を振ってみましょう。
暗い気持ちでも、明るい気持ちになれるでしょう。
上機嫌だから腰を振るのではありません。
腰を振るから上機嫌になります。
上機嫌になるコツは、あなたの腰にあったのです。