勝負が始まってすぐ差をつけられると、やる気がそがれます。
ついた差が大きければ大きいほど、そがれるやる気も大きくなるでしょう。
先を越されたり差をつけられたりすると「負けたのも同然」と思う。
実力の差が感じられれば「これ以上頑張っても無駄」とため息をつく。
試合が終わっていないのに、途中で諦めたくなる。
差が大きければ大きいほど、絶望的な気持ちになるのです。
しかし、負けたかどうかはまだわかりません。
まだ逆転劇になる可能性が残っているからです。
思い出してください。
どんな逆転劇も、最初は負けから始まるのが定番です。
差が開いていたり不利になったりして「勝てるはずがない」と思ったとき、奇跡が起こります。
最初は先を越され、後から追い抜くから、逆転劇です。
さて、逆転劇が起こる共通点があります。
それは「プレーヤーが最後まで諦めなかった」という点です。
点差をつけられて大きく離されていても、完全に試合が終わるまで、諦めず努力しました。
誰もが諦める中、その人だけは希望を持ってファイティングポーズを取り続けました。
状況は悪くても、下を向かず、前を向いていました。
諦めずに努力したから、あるとき奇跡が起こり、逆転劇になるのです。
相手に先を越されているあなたは、見方によっては「逆転劇をする条件がそろっている」と言えます。
残るのは、諦めずに努力することのみです。
今まで調子が悪くても、これから調子がよくなるかもしれません。
今まで不運続きだったとしても、これからは幸運続きになるかもしれません。
ちょっとしたことがきっかけで、流れが変わるのはよくあることです。
人生の逆転劇を信じてください。
「今さら努力しても無駄」と思うのは、絶望です。
「今から努力しても間に合う」と思うのが、希望です。
希望を信じたとき、第2の力が目覚めます。
まだ試合は続いています。
試合終了のゴングが鳴る最後の瞬間まで、諦めず努力をすることです。
ここからあなたの逆転劇が始まるのです。