腹が立ったときは、誰かに八つ当たりしたくなります。
思うようにいかないことがあると、心にストレスが発生して、むかむかします。
腹が立って苦しいときは、心のストレスを発散させようと、周りに八つ当たりをしやすい状況になります。
部屋のごみ箱を蹴ることもあれば、人に厳しい態度を取ることもあるでしょう。
無意味に暴れたり、暴言を吐いたり、態度が悪くなったりです。
しかし、八つ当たりをしたときこそ正念場です。
八つ当たりをしたくなったときの行動が、あなたの未来を決めるからです。
関係のない人や物に当たり散らすのは、自分をコントロールできていない証拠です。
「八つ当たりをしてよかった」という話は聞いたことがありません。
八つ当たりをすればするほど、ますます自分の立場が悪くなります。
我慢や自制心がないと、社会で生きていくのが難しくなります。
八つ当たりをして、自分はすっきりするかもしれませんが、プラスに働くことはありません。
物に当たれば、買い直すことになり、無駄な出費が発生します。
人に当たれば、相手に迷惑がかかり、人間関係が悪くなります。
八つ当たりをしても、ストレス発散ができることを除いて、いいことはないのです。
もし八つ当たりをしそうで、我慢できる自信がないなら、一時的に人と距離を置くのもいいでしょう。
もちろんずっと距離を置くわけではありません。
あくまで心が落ち着くまでの一時対処です。
意図的に1人の時間を作ったほうが、自分の心と向き合えるため、早く落ち着けることがあります。
もしくは、ひたすら仕事に集中するのもいいでしょう。
むかむかした気持ちを仕事に向ければ、いつもより根気や集中力が出やすくなります。
もしどうしても納得いかないなら「苦情」「話し合い」という形で対処すればいいだけです。
少なくとも改善に向けた行動ですから、建設的です。
とげとげしい態度にならないよう、態度や言葉遣いに注意しながら話し合えば、あっさり解決できるかもしれません。
八つ当たりをしたくなったときの行動が、あなたの未来を決めるのです。