同棲では、お互いの金銭感覚が違って苦労することがあります。
自分が「安い」と思うものを、相手は「高い」と言う。
自分が「高い」と思うものを、相手は「安い」と言う。
お金の使い方に偏りがあったり、貯金に対する価値観が違っていたりすることもあるでしょう。
お互いの節約意識が違うと、いらいらすることも多くなるでしょう。
金銭感覚の違いがきっかけで、喧嘩の原因になることも珍しくありません。
しかし、お互いの金銭感覚が違っても、最初から諦めないことです。
同棲では、少々トラブルがあっても、2人が助け合いながら乗り越えていく必要があります。
難しそうなことでも、2人が知恵と工夫を出し合えば、解決しやすくなります。
では、どうするか。
金銭感覚が違うなら、できるだけ同じにすればいいのです。
完全に同じにするのは難しくても、近づけることならできるはずです。
もちろん常軌を逸した金銭感覚なら同じにするのは困難ですが、一般範囲の違いなら話し合いで近づけられます。
たとえば、相手に自分の金銭感覚をわかってもらえないなら、丁寧に説明します。
「こういう使い方はもったいないな。こう使うとスムーズだよ。」
ゆっくり落ち着いて話せば、相手も「なるほど」と納得しやすくなります。
もし相手の金銭感覚が理解できないなら、まず考え方を聞いたうえで、良しあしを判断します。
個人の価値観・人生観を帯びた使い方なら、むげに否定するのではなく、できるだけ理解に努めます。
相手の金銭感覚を知ることは、相手の理解を深めることにもつながります。
金銭感覚を近づけるには、労力も時間も必要です。
金銭感覚を変えることは、性格を変えることでもあるので時間がかかります。
1日や1週間でできることではなく、何カ月もかかるのが普通です。
「いきなり近づけよう」とするより「1ミリでも近づければよし」と考えるのがいいでしょう。
性格を変えることでもあるので、少しの変化でもあれば十分です。
金銭感覚をまったく同じにするのは難しいですが、諦めず、できるだけ近づける努力をしてみてください。
お互いに歩み寄っていくことが大切です。
なかなかうまくいかなくても、根気よくコミュニケーションを続けていけば、少しずつギャップを埋めていけます。