ニートや無職の人の同棲は、ありでしょうか。
同棲を検討しているカップルの中には、相手がニートや無職という場合もあるでしょう。
もともと働いていた人が、同棲中に事情があって失業したなら、まだいいのです。
失業したなら、できるだけ早めに次の仕事を見つけるのみです。
再就職は容易ではありませんが、少なくともキャリアと実績があります。
今まで働いてきたキャリアや実績を武器にすれば、時間はかかっても再就職はできるでしょう。
失業保険による失業手当もあるはずですから、本人さえ努力すれば、再就職の望みはあると言えるでしょう。
問題なのは、最初から働いていない人との同棲です。
ニートや無職の人と同棲するなら、以下の点に注意してください。
まず確認したいのは「今後について」です。
仕事をしない代わりに、家事をしっかりこなしている人もいるでしょう。
家事とはいえ、れっきとした仕事に変わりありません。
炊事・掃除・洗濯。
本格的に家事をするとなると、時間も体力も必要です。
結婚してからも家事に専念するなら、それはそれで、家庭が成り立ちます。
仕事担当・家事担当という明確な役割分担が確立され、2人がそれに納得しているなら、ニートや無職の人との同棲もありでしょう。
しかし、家事も仕事もする気がないなら、話は別です。
これでは完全に相手を養っている状態です。
「協力した生活」ではなく「依存した生活」になってしまいます。
完全に養う状態で同棲をした場合、生活費の大幅な偏りが予想されます。
「私がいないと、この人は生活できない」という情があったとしても、限度があります。
結婚をしたとしても、そのまま円満な結婚生活を送ることができるのか疑問です。
そのため、まず将来について「家事に専念するか」「仕事に就くのか」というあたりで話し合うことが必要不可欠です。
いずれ仕事に就く考えがあるなら、期限を設けるようにしましょう。
抽象的な期限より、具体的な期限を設けるのが得策です。
たとえば「できるだけ早めに見つける」という言い方はよくありません。
「○○月までに見つける。見つからなかったら別れる」という具体的な期限がいいでしょう。
少し厳しい言い方ですが、相手の自立を支援したいなら、時には厳しさも必要です。
いきなり正社員が難しいなら、アルバイトから始めてみるのも悪くありません。
非正規雇用という形態であろうと、無職を続けるよりはベターです。
家事も仕事もするつもりがないなら、同棲は慎重になったほうがいいでしょう。
現実的に考えた場合、同棲はおろか、結婚も厳しくなることが予想されます。
たとえ結婚したとしても、極端に偏りのある生活のため、大きな苦労が目に見えています。
もし相手に家事も仕事もする気がないなら、今後の2人の関係を見直したほうがいいかもしれません。