きちんとルールを運用するために、ルール厳守が持続する仕組みを作りましょう。
同棲では、ルールの運用が欠かせません。
ルールの運用は、個人の意思と努力に任せるのが基本ですが、落とし穴もあります。
人間ですから、油断や惰性が生まれることもあるでしょう。
いったん油断や惰性が生まれると「少しくらいルールを破ってもいいだろう」と思い、どんどん悪化していく特徴があります。
何度もルール違反が繰り返されると、ルール違反の罪悪感も薄れます。
最終的に、せっかく作ったルールが形骸化する可能性があります。
そこで、必要なのが、ルール厳守が持続する仕組みです。
独自のルールで、ルール厳守が持続する仕組みを作っておけば、油断や惰性を抑えながらルールを運用していけます。
独自のルールは、2人が自由に決めることができます。
一例としては、次のようなイメージです。
電気の消し忘れは、マイナス1点。
道具の戻し忘れは、マイナス2点。
蛇口の閉め忘れは、マイナス3点。
ごみの出し忘れは、マイナス4点。
窓の閉め忘れは、マイナス5点。
10点貯まったら、10分間の肩たたき。
こうした独自のルールを、2人で決めておきます。
ルール違反による罰則は、軽微な内容でも厳しい内容でも自由です。
もちろん一方的に決めるのではなく、きちんと2人が話し合ったうえで決めるようにします。
2人が決めたルールなら、責任が伴うため、守りたい意識が高まるでしょう。
違反のポイントが貯まったときの罰則も作れば、ルール違反を守る意識がさらに高まります。
ルール違反で罰則を受けることになっても、恨みっこなしです。
独自のルールは、必要なものではありませんが、2人の好みが合えば、採用してみてはいかがでしょうか。