住むなら、都会がいいのか。
それとも、田舎がいいのか。
これに明確な答えはありません。
その人の時と状況によって、正しい答えは変わるからです。
たとえば、仕事に専念したい人は、やはり都会のほうが向いています。
物・人・サービスが集まっている都会のほうが、数多くのビジネスチャンスにも恵まれます。
当然、仕事もしやすくなりますし、都会のほうが仕事も多くて稼ぎやすい。
さまざまな物・人・サービスが集まっている都会だからこそ、多くの刺激に触れることができ、成長盛りの時期にはもってこいです。
刺激を求める人は、刺激のあるところに住めばいい。
一方、結婚して子育てになると、田舎のほうがいいでしょう。
手足が未熟な子どもは、よくつまずいて転びます。
そんなとき、道路も階段もすべてがコンクリートなら、転んだときにけがの程度も大きくなります。
交通量が多いと、交通事故の危険も高くなります。
空気も汚れているため、好ましいとは言えません。
誘惑が多いと、おかしな事件に巻き込まれる可能性も高くなります。
しかし、田舎なら、空気もきれいで交通量も少ないです。
安全面では、やはり都会より田舎です。
カエルやトンボなど、自然の動植物に触れることで、子どもの発育も健全になるでしょう。
続いて老後になれば、さらに住む場所は変わります。
定年を迎えて、自由な時間が増えれば、海外へ移住してもいいでしょう。
のんびり過ごしたい人は大自然の中に引っ越してもいいでしょう。
住むべき場所は、あなたの人生のステージによって変わります。
あなたの成長に応じて「住む場所」を変えましょう。
また、変えられるように身軽になっておくことです。
若い時期に一戸建てを購入して、住む場所を固定するのは、注意が必要です。
人生のステージに応じた環境の選択ができなくなります。
身動きが取れなくなり、人生のステージに応じて臨機応変に対応できなくなります。
自分の人生のステージに応じて、引っ越しがしやすい状態がいいのです。