執筆者:水口貴博

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

12

食事をすればいいと言うわけではない。作るところから食事を味わう。

食事をすればいいと言うわけではない。作るところから食事を味わう。 | ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

「さっさと食事を済ませたい」

これは、スピード人間の考え方です。

1分1秒を争うときには、たしかに食事は早いほうがいい。

「受験日が迫っている勉強」や「納期が迫っている仕事」など、そういう忙しい時期があるのもたしかです。

しかし、忙しいと、食事はできても味わうことはできません。

早く食事を済ませようとすると、噛む回数が少なくなります。

また、味わう余裕もなくなります。

急ぐことの代償は、食事の味が感じられなくなるということです。

そこでスローライフが登場です。

スローライフは、食事をよく噛んでゆっくり食べます。

よく噛むことで味が感じられ、消化もよくなり、健康的です。

いいえ、もう一段階ステップアップさせましょう。

食事を作るところから楽しみます。

急がず焦らず、食事を作るところから始めれば、上手に食事を作れます。

自炊をすれば、まず節約になります。

料理の腕を磨くことを目的とすれば、食事が勉強の時間にもなります。

夫婦なら、一緒に食事を作ることで、夫婦仲を深める時間にもなります。

もちろん自分で作った食事だからこそ、よりおいしく感じることでしょう。

心を込めて作った食事は、レストランの食事より、はるかにおいしく感じられます。

自炊をすることで節約もでき、食事もおいしく、夫婦仲までよくなる。

素晴らしい幸せを感じることができることでしょう。

まさにいいことずくめなのです。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ(12)
  • 食事は、作るところから楽しむ。
精神と呼吸は、深いところではつながっている。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

  1. ゆっくりだからこそ、見えるものがある。
  2. スローライフの真意とは、心を充実させること。
  3. スローとだらだらは、別である。
  4. 早歩きをやめる。
  5. 階段を、1段飛ばしで上がらない。
  6. 1日中、読書を楽しむ日を作る。
  7. 即答は、思わぬ失言を招く。
  8. スローになると、優しい気持ちがよみがえってくる。
  9. 現在は、これまでの過去の「結果」。
    現在は、これからやってくる未来の「原因」。
  10. たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。
  11. 世界的にヒットしているシリーズ作品には、大作が多い。
  12. 食事をすればいいと言うわけではない。
    作るところから食事を味わう。
  13. 精神と呼吸は、深いところではつながっている。
  14. 本来、水はおいしい。
  15. 人生のステージに応じて、住む場所を変える。
  16. よく噛んで、よく味わい、健康になる。
  17. 速く働く心は病んでいる。
    ゆっくり働く心は健全である。
    不動の心は神聖である。
  18. 私たちが最終的に目指すべきは「不動の心」。
  19. 電車の窓から、外の景色を楽しむ。
  20. 疲れたから休憩ではなく、疲れる前に休憩する。
  21. いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。
  22. 使う頻度や使用時間の長さから考えれば、寝具は最もお金をかけるべき。
  23. ファストフードやジャンクフードを、食べない。
  24. ゆっくり1つずつ確実に行動することで、ミスが減り速くなる。
  25. 遠くを見ていると、生き方は安定する。
  26. 植物の成長は、時間がかかるからこそいい。
  27. ちびちびと食べれば、長く味を楽しめる。
  28. なぜデパートの地下の食品売り場には、時計がないのか。
  29. 値札を見ないで、買い物をする。
  30. 自然の音こそ、一番のヒーリングミュージック。

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