学生は、基本的にお金がありません。
学生が海外旅行に行こうとすると、親に資金面の援助をしてもらうことが大半になるはずです。
そのとき、社会人と学生とでは大きく扱われ方が異なります。
社会人が海外旅行に行くために親に資金面の援助をすると、たいてい悪い返事が返ってきます。
「社会人として働いているだろう。自分で稼いでいるお金で行きなさい」
冷たくあしらわれやすい。
すでに自立していなければならない時期ですから、当然といえば当然です。
いつまでも親の援助に頼ってはいられません。
しかし、学生が海外旅行に行きたいといえば、一転します。
「まあ、勉強になるからいいだろう」と言われやすい。
これが学生の特権です。
学生には、2つの大前提があります。
「勉強しなければいけない時期」と「そもそも資金面に余裕がない」という大前提です。
「海外旅行」の表向きは遊びでも「見識を広めるため。勉強のため。人生経験のため」という「勉強」目的を強調します。
そうすれば、主張は通りやすい。
学生なら、遊びも勉強として受け止めてもらいやすい。
これこそ、学生の特権です。
社会人と学生とで、これほど受け止め方が異なります。
学生は、お金がなくても大丈夫です。
資金面に余裕がなくても、説得力があれば、親を納得させやすい状況や環境があります。
ダメでもともと。
初めから「どうせダメに決まっている」と考えるのではなく、一度親を説得してみることです。
援助してくれる可能性があるのです。