執筆者:水口貴博

人生を変える「海外旅行」のすすめ

30

興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。 | 人生を変える「海外旅行」のすすめ

「おや。ここに行ったことがあるぞ!」

国内旅行をしていると、行ったことのある街並みがときどきテレビに登場することがあります。

ただその風景が映っただけで、テレビに釘付けになる。

あらためて考えると、不思議です。

集中しなさいと誰に言われるまでもなく、自然と集中して見てしまう。

一度でも行ったことがあると、やはり思い入れがあるため、関心を抱いてしまいます。

海外でも同じです。

たとえば、アメリカのロサンゼルスに海外旅行に行ったとします。

ビバリーヒルズ・サンタモニカ・ハリウッドなどを楽しんで帰国します。

帰国してからは、ロサンゼルスに対して敏感に反応する自分がいるはずです。

テレビでビバリーヒルズ・サンタモニカ・ハリウッドなどが映るたびに「行ったことあるぞ」と思って、見てしまいます。

もう少し規模を大きくして言えば「アメリカ」という国に対しても「行ったことあるぞ」と思うようになります。

アメリカのニュースを、以前より興味を持ち、注意深く見ることができるようになります。

国内旅行の例と同様、集中しなさいと誰に言われるまでもなく、自然と集中して見てしまう。

ここです。

興味があるから行くのではありません。

行くから興味が出てきます。

海外に関心を持つのは、実は難しいようで簡単です。

一度、その土地に行けばいい。

自分が一度行ったことのある場所は、その後、自然と気になり始めます。

早くから海外を経験すれば、自然と海外に関心を持つようになります。

海外に関心を持つことで、テレビのニュースをより深く聞けるようになり、国際感覚が養われます。

海外に行った効果は、すぐは表れません。

帰国後、そういう変化が、少しずつ表れてくるのです。

人生を変える「海外旅行」のすすめ(30)
  • 一度行ったことのある土地に、興味を抱く。
まとめ

人生を変える「海外旅行」のすすめ

  1. さあ、世界に目を向けよう。
    海外旅行をすると、見識が一気に広がる。
  2. 昔に比べ、現代ほど海外旅行がしやすい時代はない。
  3. 学生時代こそ、海外旅行をするベストタイミング。
  4. 難しく考えない。
    「行きたい」と思ったときに行くのが一番。
  5. 海外旅行の第一関門は、親の説得。
  6. 学生なら、遊びも勉強として受け止めてもらいやすい。
  7. 海外旅行で敷居が低くなる方法。
  8. 外国人に見慣れること。
    これが見識を広める第一歩。
  9. 本場は、おいしくない?
  10. 自分が感じる「おいしい」という基準は、必ずしも世界共通とは限らない。
  11. 期待をしつつも、期待しすぎないほうがいい。
  12. 「余裕ができてから」と思えるのは、すでに余裕がある証拠。
  13. 海外の体験は、海外でしかできない。
  14. 批判は抜きにして「そういうものだ」と受け入れる。
  15. 本当に素晴らしい観光地は、1回ではとても見切れない。
  16. 観光地は「誰と行くか」でまったく変わる。
  17. 時間もお金もなくていい。
    先に航空券を購入する。
    すると、時間とお金は作られていく。
  18. 海外旅行へ行くと、母国を客観視でき、素晴らしさを再認識できるようになる。
  19. 未知の経験が、素晴らしい教養。
    教えられたわけでもなく「なるほど」とわかることがある。
  20. 余裕がないときこそ、海外旅行をする意味は大きい。
  21. パスポートの出入国のスタンプは、勇気の証明。
  22. 現地の人と「挨拶」だけでなく「会話」もする。
  23. 自分の限界を超えるのは、難しいようで簡単。
  24. 若いころに受けた刺激は、その人の土台を作り上げる。
  25. なぜ海外に行くと、恋に落ちやすくなるのか。
  26. すべてを知ったつもりになっているのは、新しい情報が入ってこないから。
  27. 夢中になって写真を撮るより、自分の目で見て、感動すること。
  28. 本当に感動させられるのは「鮮明な写真」より「色あせた記憶」である。
  29. 海外旅行によって「世界の人はすべて、同じ人間」という認識を深めることができる。
  30. 興味があるから行くのではなく、行くから興味が出てくる。

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