会話が盛り上がるかどうかは、話題の選び方が大切です。
自分が話したい話もあれば、相手が聞きたい話もあるでしょう。
頭に浮かんだことをそのまま話しそうになりますが、気遣っておきたい点もあります。
会話が下手な人は、自分がしたい話をします。
もちろん話したいことを話してもいいのです。
むしろ会話では基本的な話し方でしょう。
自分がしたい話なら、自然と気持ちに力が入り、スムーズに話をしやすくなるでしょう。
最初から話すべきことが決まっているなら、それに沿って話すほうが時間を有意義に使えるはずです。
しかし、自分がしたい話ばかりとなると、少し様相が変わります。
いつも自分のしたい話ばかりになると、自分はよくても相手は楽しめないことがあります。
自分にとって面白い話は、相手にとってつまらない話かもしれません。
相手に無関心な話は、一方的な話し方になりやすく、会話が盛り上がりにくい。
自分だけが満足して、相手は退屈な時間が増えがちです。
話の選び方によっては、相手が聞きたくない話をしてしまい、傷つけたり不快にさせたりすることもあるでしょう。
自分がしたい話だけでは、会話の停滞・誤解・トラブルを招きやすくなるため注意が必要です。
会話が上手な人は、相手が聞きたい話をします。
もちろん自分がしたい話をすることもありますが、ひとまず後回し。
話題選びは、まず相手が聞きたい話を優先して考えます。
話す前に相手の立場を想像しながら「相手が聞きたい話は何だろうか」と考えます。
家庭のこと、学校のこと、仕事のこと、恋愛のこと、将来のこと。
完全に当てるのは難しいのですが、できるだけ相手が受け入れやすい話を選びます。
相手が聞きたい話をすれば、相手は喜んで話に乗ってくれるでしょう。
相手は心の中で「よくぞ聞いてくれた」と、前のめりになって話してくれるでしょう。
自分の立場だけでなく、相手の立場も考えるからこそ、楽しくて気持ちのよい会話が実現できます。