会話が下手な人は、立場をわきまえず、軽率に発言します。
たとえば、自分が上司だとします。
会話が下手な人は、自分が上司であることを考えず、無責任で軽率な発言をしてしまいます。
「体がだるい。仕事もつまらない。会社を辞めたい!」
上司らしくない発言です。
たとえ本音だとしても、弱気の発言は頑張っている部下たちの士気を下げるでしょう。
立場をわきまえない発言によって、周りの士気を下げるだけでなく、自分の印象や評価まで下げてしまいます。
本音だとしても、立場をわきまえ、思うだけにしたほうがいい場合があります。
会話が上手な人は、立場をわきまえて、慎重に発言します。
自分が上司なら、上司という立場をわきまえ、慎重に言葉を選びながら発言します。
仕事を辞めたいと思っても、部下の前では弱音を吐きません。
「今日も仕事を頑張ろう!」
「おかげで仕事が助かっているよ。ありがとう!」
「仕事が面白くないなら、面白くなるような工夫をしよう。必ず自分のためになるよ」
部下の前では、あくまで仕事を楽しんでいる姿を見せ、生き生きした発言を心がけます。
「さすが」と思われる発言によって、上司としての威厳を保てるでしょう。
上司らしい発言によって、部下たちの士気を鼓舞でき、上司としての立場も保てるでしょう。
もちろん悩みをずっとため続けているわけではありません。
職場の悩みは、さらに上の役職の人と「相談」という形で話し合います。
自分の立場をわきまえた言動によって、余計な混乱を避けることができます。