プライバシーへの配慮は、会話で重要なポイントです。
会話中、相手の私生活が気になる瞬間があります。
すでにお互い親しい関係なら、普通にプライバシーを聞くのもいいでしょう。
少しずつ自己開示をしていけば、お互いの理解や親密をさらに深められるはずです。
しかし、会話が下手な人の場合、プライバシーの聞き方に配慮が足りません。
相手のプライバシーにずけずけつけ込みます。
相手の家庭状況を、根掘り葉掘り追求する。
相手のコンプレックスを、しつこく聞き出そうとする。
相手が話したくないことを、無理やり言わせようとする。
「知りたい」という欲求が解消できるまで、ずけずけ聞き出そうとします。
相手が不快になってもお構いなく、無理に言わせようとするところがあります。
これはよくないのです。
相手のデリケートな領域にいきなり入ろうとすると、驚かせるだけでなく不快にさせるでしょう。
自分は知りたくても、相手は不快感や抵抗感があります。
無理やり聞き出そうとすると、強引な様子に反発心が生まれ、人間関係の悪化につながるのです。
会話が上手な人は、相手のプライバシーについて配慮があります。
プライバシーを聞きすぎると相手を不快にさせるため、積極的に触れようとしません。
できるだけ相手が話すまで自然に待ちます。
どうしても気になったときは、相手を不快にさせないよう、言葉を選びながら質問します。
謙虚で丁寧な聞き方なら、相手もプライバシーを答えやすくなるでしょう。
もちろん知り得たプライバシーは、他人に漏らさず、徹底的に秘密を守ります。
たとえお酒に酔っても秘密を漏らしません。
配慮があるので、相手から嫌われることがないのです。