人の常識や礼儀作法は、ちょっとしたところから垣間見えるものです。
その1つが、履歴書を郵送するときです。
封筒の郵送は、ある程度、省略した方法でも通用する特徴があります。
たとえば、差出人の住所氏名は書くのが基本ですが、省略することもできます。
受取人の住所氏名さえ正しく書いていれば、受取人まで郵送されます。
封筒の蓋を閉じるとき、のりではなく、セロハンテープで留めても問題ありません。
しっかり封が留められていれば、どちらも配送という結果に変わりありません。
封筒の住所を書くとき、住所を書けば、郵便番号を省略することもできます。
郵便番号を書かなくても、住所さえ正しければ、正しく郵送されます。
複数の選択肢があれば、手間が少なく、簡単なほうを選びたくなるのではないでしょうか。
そこが注意なのです。
たしかに自由ではありますが、ビジネスではマナーがあります。
採用担当者は、郵送におけるマナーをよく見ています。
郵送におけるマナーは、ささいな点です。
ささいな点だからこそ、応募者の常識や礼儀作法がよく表れます。
書類の郵送方法も、選考に影響する可能性があると考えていいでしょう。
単なる郵送でも、正確に郵送されたり丁寧な印象を出したりするための配慮を、できるだけ見せることが大切です。
安易に省略するのではなく、常識や礼儀作法にのっとった方法を心がけましょう。