封筒の住所氏名は、受取人の箇所だけでなく、差出人の箇所も書きましょう。
差出人の住所氏名も、省略や簡略をすることなく、きちんと正式に書きます。
差出人の住所氏名を書いておけば、封を開ける前に差出人がわかります。
差出人の住所氏名まで書くのは手間に感じるかもしれませんが、ビジネスマナーとしては書くのが常識です。
ところで、ここで1つ、疑問が浮かびます。
なぜ、差出人の住所氏名も書かなければいけないのでしょうか。
個人情報を書きたくないと思う人もいるかもしれません。
受取人が封筒を受け取ったとき、差出人がわかりやすくなる意味もありますが、それだけではありません。
本当の理由は、別のところにあります。
それは、封筒に不備があったときです。
もし差出人の住所氏名がなければ、封筒に不備があったときに問題です。
受取人に送られませんし、差出人のところにも戻らず、封筒が宙に浮いた状態になってしまいます。
この場合、郵便局にしばらく保管されることになりますが、一定期間が過ぎれば、破棄されることになっています。
封筒の中に入っているのは、重要な書類。
紛失するようなことがあってはいけません。
こうしたトラブルを防ぐために必要なのが、差出人の住所氏名です。
差出人の住所氏名を書いておけば、封筒に不備があっても、差出人に戻ります。
差出人の住所氏名の記載が手間でも、万が一のことがあるため、きちんと書いておくほうがいいのです。