老後に引っ越しするなら、田舎と都会、どちらがいいのでしょうか。
実は、一概には言えないのが、現状です。
一般的には「年配者は田舎がいい」という声をよく耳にしますが、人によります。
田舎は、娯楽もサービスも少ないため、かえって不便を生じることがあります。
買い物にも、苦労します。
病院があっても、医療レベルが低く、十分な医療を受けられない可能性があります。
自然があるのはいいのですが、娯楽も刺激も少ないため、ぼけやすくなる可能性もあります。
「田舎が年配者に優しいとは限らない」と言えるのです。
さて「田舎が年配者に優しいとは限らない」と言えるということは、逆の考え方もできます。
「都会のほうが年配者に優しい場合もある」ということです。
日本は長寿の国として有名ですが、地域別で見ると、ランクインの上位には都会が目立ちます。
その1つが、東京の港区です。
東京の港区といえば、都会の中の都会です。
都会であればあるほど、あらゆるサービスが集結しています。
あらゆる不便も、お金さえあれば、何とかできます。
娯楽が多く、医療レベルも高いため、結果として豊かな老後を送れます。
人混みが多く、賑やかです。
そうした刺激を「心地よい」と感じるタイプなら、都会に引っ越しするのも、1つの選択肢です。
人によっては、田舎より都会に引っ越したほうが、向いていることもあります。
だからこそ、一概には言えないのです。
大切なことは「自分はどちらが合っているのか」です。
老後を意欲的に楽しみたければ、都会も悪くはありません。
老後に引っ越しをするなら、田舎と都会、それぞれのメリットとデメリットをあわせて考えましょう。
固定観念に惑わされず、よく考えたうえで判断することが大切です。