あなたは、むかっとしやすい性格ですか。
人は、長く生きるにつれて、自分の考えを持ちます。
考えが強くなればなるほど、思うようにいかないことがあると、強い反発を生みやすくなります。
自分の思いに反することがあると、すぐ腹が立ってしまうのです。
今、むかっとしやすい年配者による事件が増えています。
駅で駅員と揉めるのは、年配者が多いと言います。
電車は、時間どおりに来ないときがあります。
悪天候、人身事故、車両点検などの影響です。
いくら思うようにいかないとはいえ、大きな声で怒鳴るのでは、困りものです。
電車は事情があって遅れているのですから、あまり怒鳴れば、駅員の仕事の邪魔になり、さらに電車は遅れるでしょう。
器の大きい年配者なら、少々の遅れには寛大になり、どっしり構えたいものです。
隣近所と騒音で揉めるのも、年配者が多いと言います。
原因になるのは、注意そのものより、注意の仕方です。
注意するのはいいのですが、むかっとしてしまうと、最初からとげのある言い方をしがちです。
「ばかやろう。うるさいぞ!」と、いきなり大声で怒鳴られれば、相手も感情的になるでしょう。
器の大きい年配者なら、物腰を低く丁寧に注意することです。
「物音が少し気になって、夜、寝られないときがあります」と言えば、相手も落ち着いて反省するでしょう。
それでも改善しなければ、大家や警察と相談し、第三者に仲介してもらって解決です。
人生経験を積んでいるのですから、すぐかっとなるのではなく、思慮分別を心がけることです。