執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

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犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。

犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

高校生のころ、テストでひどい点を取って、落ち込んで家に帰ったことがありました。

私は昔から、物事を大げさに考える傾向があります。

テストで悪い点を取っただけでしたが「人生は終わった。受験も失敗するのではないか」と思い、ひどく落ち込んでいました。

そんなとき、迎えてくれたのは、自宅で飼っていた犬でした。

「クッピー」という名前をつけた雑種犬ですが、すごく元気に迎えてくれます。

しっぽを左右に大きく振って、よだれを垂らしながら、オーバーリアクションで迎えてくれました。

そんなとき、逆に私のほうが犬からしつけられている感じがします。

「元気を出せ。そんなことでくよくよするな。人生が終わったわけじゃない」

そういう声が聞こえてきます。

その瞬間、肩の荷が下りた気がしました。

私は昔から自宅での勉強中に行き詰まったときには、犬と散歩に出かける習慣がありました。

無邪気な犬と接していると、初心に返り、心が浄化される気がします。

心のつかえがなくなり、元気を取り戻したり、疲れを癒してくれたりします。

そのおかげで学生時代は、落ち込んでいても、すぐ立ち直った経験が何度もあります。

飼い主も人間です。

元気のないときもあれば、落ち込むこともあります。

犬より飼い主のほうがしっかりしているはずですが、意外にも犬から教わったり励まされたりすることは多いです。

犬を飼っている人は、比較的、立ち直りが早くなるのではないでしょうか。

励ましてくれる存在がそばにいてくれるのは、心強いことです。

初めて犬を飼うときの心構え(23)
  • 元気をなくしたとき、犬に励ましてもらう。
無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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