「食事の量は適量。にもかかわらず、なぜかうちの犬は日に日に太っていく」
そんな不思議な犬の成長過程に困惑する飼い主も、多いのではないでしょうか。
たくさん食べる一方、全然運動しなければ、太る理由は明らかです。
しかし、餌の量は適量で、しっかり運動しているにもかかわらず、なぜか肥満になる場合があります。
まったくもって、不思議な成長です。
そういう犬なのか、性格なのか、体質なのか。
飼い主としては、何がいけないのか困惑することでしょう。
私に1つ、心当たりがあります。
もしや「犬の散歩をしてから食事を与える」という食生活になっていませんか。
飼い主によっては、特にこれという理由はなく、散歩をしてから犬に餌を与えている人も多いことでしょう。
実はこれ、大変太りやすくなる生活パターンです。
まず夜中寝ている間、犬は運動していなかったため、明け方はかなりの空腹状態です。
その空腹状態で最初に運動すると、カロリーを節約しようとする「省エネモード」の体質へと変わります。
朝の散歩を終えた後に食事という流れの場合、省エネモードの体質で多くのカロリーを摂取することになります。
その結果、運動をした後にもかかわらず、糖分が脂肪として蓄えられやすくなります。
これは、相撲力士と同じ食生活です。
力士も、朝の激しい稽古をしてから朝食を取り、その後一眠りという生活スタイルです。
太りやすくするために、そういう生活パターンを送っています。
運動した後に食事を与えると、肥満になりやすくなるので、気をつけるようにしましょう。