犬が意味もないのに、わんわんと吠える無駄吠えがあります。
「こら、静かにしなさい」
無駄吠えをやめさせるために、多くの飼い主は、犬をかまってやろうとすることでしょう。
犬をなでたり、抱いたりしてあげます。
すると、一時的ではありますが、吠えるのをやめておとなしくなるはずです。
しかし、これはおすすめできる方法ではありません。
むしろ余計に無駄吠えを助長させてしまう可能性があります。
無駄吠えをした後に飼い主がかまってあげると「飼い主に褒められた」と犬が勘違いしてしまうからです。
無駄吠えがなかなか治らない犬の飼い主には、無駄吠えをやめさせようとして犬をかまってしまう飼い主が多い。
では、どうすればいいのでしょうか。
無視をすればいい。
もちろんしばらくはうるさい時期が続きますが、しばらく我慢です。
10分もすれば、吠えるのさえ疲れて、やめてしまうはずです。
「声がうるさい。今すぐやめさせたい」
そういうときは、別の部屋に移動させて、1人にさせればいいでしょう。
それを繰り返すうちに「吠えると1人にされる。いけないことなのだな」と思います。
あくまで、かまってはいけない。
このルールを徹底しましょう。
しばらく時間はかかりますが、だんだん無駄吠えはしなくなります。
飼い主がしつけるとき、声を出さない「無視」という叱り方もマスターしておきましょう。