執筆者:水口貴博

初めて犬を飼うときの30の心構え

18

無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。

無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。 | 初めて犬を飼うときの30の心構え

犬が意味もないのに、わんわんと吠える無駄吠えがあります。

「こら、静かにしなさい」

無駄吠えをやめさせるために、多くの飼い主は、犬をかまってやろうとすることでしょう。

犬をなでたり、抱いたりしてあげます。

すると、一時的ではありますが、吠えるのをやめておとなしくなるはずです。

しかし、これはおすすめできる方法ではありません。

むしろ余計に無駄吠えを助長させてしまう可能性があります。

無駄吠えをした後に飼い主がかまってあげると「飼い主に褒められた」と犬が勘違いしてしまうからです。

無駄吠えがなかなか治らない犬の飼い主には、無駄吠えをやめさせようとして犬をかまってしまう飼い主が多い。

では、どうすればいいのでしょうか。

無視をすればいい。

もちろんしばらくはうるさい時期が続きますが、しばらく我慢です。

10分もすれば、吠えるのさえ疲れて、やめてしまうはずです。

「声がうるさい。今すぐやめさせたい」

そういうときは、別の部屋に移動させて、1人にさせればいいでしょう。

それを繰り返すうちに「吠えると1人にされる。いけないことなのだな」と思います。

あくまで、かまってはいけない。

このルールを徹底しましょう。

しばらく時間はかかりますが、だんだん無駄吠えはしなくなります。

飼い主がしつけるとき、声を出さない「無視」という叱り方もマスターしておきましょう。

初めて犬を飼うときの心構え(18)
  • 無駄吠えは、あえてかまうのはやめる。
飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。

初めて犬を飼うときの30の心構え

  1. 犬のしつけで一番大切なのは、やる気や根気より、まず愛情。
  2. ただリーダーになればいいわけではない。
    大切なのは「尊敬されるリーダー」になること。
  3. 犬を飼い始める事情は、重いほうがいい。
  4. ペットを育てる苦労や悩みも、大変だからこそ、温かい思い出になる。
  5. しつけは、時間をかけるほうがいい。
    時間がかかるからいい。
  6. 自転車で犬を散歩させるのは、要注意。
  7. 易しいところから始めるのが、遠回りに思え、実は最も近道になる。
  8. かわいい子犬こそ、食べるものに関しては鬼になって徹底管理する。
  9. 定期的なブラッシングをすれば、けがや病に早く気づける。
  10. 犬は、のんびり気長にしつけるほうが、逆に覚えがよくなる。
  11. ご近所さんに迷惑になっていないか、尋ねること。
  12. 意外にも、犬は雨の日の散歩を大喜びする。
  13. 大雨が降って散歩ができない。
    そんなとき、散歩の代わりにすればいいことがある。
  14. 人間が食べるお菓子は、犬のご褒美として与えないほうがいい。
  15. 犬に与えていい食べ物かどうかを、食べられるかどうかで判断しない。
  16. うっかりリードが手を離れた。
    捕まえようとしても、逃げられる。
    どうすればいい?
  17. 去勢・避妊手術はしたほうがいいの?それともしないほうがいいの?
  18. 無駄吠えをやめさせるときに、犬にかまうのはNG。
  19. 飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
  20. いつもペットの機嫌を取るような話し方は、やめたほうがいい。
  21. 犬のしつけの結果は「副産物」と考えるほうが、うまくいく。
  22. 「やめなさい」という一言は、奥が深い。
  23. 犬と生活していると、落ち込んでも立ち直りが早くなる。
  24. 無駄吠えの原因探しは、犬の気持ちを理解する機会になると同時に、飼い主にとって頭の体操にもなる。
  25. 犬も寂しいと、夜泣きをする。
  26. できることなら、愛犬へのしつけは子犬のときがいい。
  27. 子犬のときより成犬のほうが、しつけやすい面もある。
  28. 犬が散歩をした後に食事を与えると、肥満になりやすくなる。
  29. 犬の散歩のタイミングは、食前より食後のほうがいい。
  30. 犬をしつけていたとき、過去の自分と重なった。

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