執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。

なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

私も実家で、犬と猫とを同時に飼ったことがあります。

犬にはドッグフード、猫にはキャットフードを用意して、別々の器に入れて餌をやります。

そんなとき、不思議な光景を目にします。

猫にやろうと思った餌を、犬が全部横取りして、食べてしまいます。

犬と猫を同時に飼ったことがある人なら、こんな状況を目にしたことがあるのではないでしょうか。

犬はキャットフードも食べることができます。

いえ、キャットフードのほうがおいしそうに食べる場合があります。

なぜ猫の餌を犬が横取りするのかは、理由があります。

味を感じるのは、舌の上にある味覚器官です。

人・犬・猫を比べると、大きな差があります。

犬は人の5分の1しか味覚器官がありませんが、猫は犬のさらに3分の1しか味覚器官がありません。

犬も味音痴ではありますが、猫はもっと味音痴です。

そのためキャットフードは、味音痴な猫でも味がわかるように、少量でも味をかなり濃くして作られている場合が多くあります。

味ばかりでなく、脂肪分やタンパク質もドッグフードより豊富に含まれています。

この濃い味に犬は大喜びして、ドッグフードよりキャットフードのほうがおいしく感じてしまいます。

これが癖になると、猫にやるつもりのキャットフードをいつも犬が横取りするのが習慣になり、猫は何も食べられなくなります。

犬のほうが体も大きく力も強いので、猫は反抗できません。

こんなとき、あなたならどうしますか。

対策としては2つあります。

  • 食事のときは別々の部屋にする
  • 距離を離して餌をやる

このようにすれば、横取りされる心配がなくなり、お互いが安心して食事することができるのです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(2)
  • 犬と猫を同時に飼うときには、距離を離して餌をやる。
生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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