「せっかく猫のために水を用意してあげたのに飲んでくれない」
そんな悩みを持っていませんか。
猫はえり好みが強くて、飼い主が与えたものを素直に食べたり飲んだりしてくれない場合が多かったりします。
たとえば、喉を潤してあげようと、器に水を入れたのに、飲まない。
こんな経験をしたことが一度や二度はあるのではないでしょうか。
そんなとき、確認していただきたい3つのチェックポイントがあります。
猫は臭覚が優れていて、カルキのにおいが苦手です。
本能的に「カルキは体に悪い」というのを察知しています。
水道水の場合、カルキが含まれているため、なかなか飲んでくれない場合が多いです。
ただし、悪いのは水道水ではなく、カルキです。
水道水でも、一度煮沸させたり、市販されているカルキ除去フィルターを通したりすれば、猫は喜んで飲む場合が多いようです。
猫はえり好みが激しい生き物ですが、水ではなく、水を入れた器も同じです。
水を入れる器が汚れているか、色、肌触りなど、何か猫の気に入らない要素があるのかもしれません。
人間には気づけませんが、プラスチックにもにおいがあります。
プラスチックの種類によっては、そのにおいを嫌って、水を飲んでくれないこともあるようです。
カルキを除去した水を用意しているにもかかわらず、飲んでくれないときには、器が気に入らない可能性が大です。
器を取り換えて、しばらく様子を見てみましょう。
猫は、熱すぎるものも苦手ですが、冷たすぎるものも苦手です。
人間なら「冷たい水は冷えていておいしい」と感じますが、猫は冷たいものが苦手で飲む気が起きません。
ミネラルウォーターは、カルキが含まれていないので猫も喜びますが、問題なのは温度です。
多くのミネラルウォーターは、たいてい冷蔵庫に入れて冷やしています。
猫にやろうと冷えたミネラルウォーターの場合、冷たすぎて飲んでくれないことが多いです。
猫用のミネラルウォーターを用意するなら、冷蔵庫に入れず、常温で保存したものを与えるといいでしょう。