執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。

生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

基本的に成熟した猫は、なついてもらえるのに時間がかかります。

警戒心が強く、なかなか心を開いてくれません。

犬と違い、信頼関係を結ぶまでに何倍も時間がかかると思っていいでしょう。

しかし、猫は一生通じて常になつきにくいわけではありません。

なつきやすい「社会化期」と呼ばれる時期があります。

生まれてから1カ月目から3カ月目までの2カ月間です。

生まれたばかりの猫は、目も耳もまだ十分機能していません。

生後1カ月を過ぎると、しっかり目が開き、耳も聞こえるようになります。

人の赤ちゃんなら、生後1カ月目から3カ月目は「生まれたばかり」という印象が強い時期。

ところが、猫の場合は少し様相が変わります。

猫には生後1カ月は、人間でいう1歳に当たります。

生後3カ月も経てば、人でいう5歳にまで成長してしまいます。

生後1カ月目から3カ月目は、人でいう1歳から5歳程度と考えると、成長段階が理解しやすくなるでしょう。

生まれて間もない時期に接した人とは、絆や愛情を育みやすくなるため、なつきやすくなる傾向があります。

生後の短い時期ですが、生まれたばかりの猫を育てる時期があればチャンスです。

その時期は、猫との生活の中でも特に深く接してあげればいいでしょう。

積極的に話しかけたり抱っこしたりなど、できるだけ猫と関わる頻度を増やすようにします。

飼い主とのコミュニケーションが十分に取れると、その分なつくようになるはずです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(3)
  • 生後1カ月目から3カ月目の間は、特に深く接する。
猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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