犬は24時間のうち、12時間から15時間ほど、睡眠を取っています。
夜は寝ますが、昼間も暇があれば、睡眠を取っています。
しかし、その睡眠の質は、人間とは大きく異なります。
夢をみないノンレム睡眠が2割で、夢を見るレム睡眠が8割です。
圧倒的に、浅い睡眠が大半です。
なぜ浅い睡眠ばかりが大半なのか。
オオカミ時代だったころ、敵からの来襲があったとき、すぐ戦闘態勢に入ったり逃げたりするためです。
睡眠とはいえ、油断できず、深い睡眠を取りづらかった。
少しでも異様な音を聞けば、すぐ目を覚まし、体を動かすようになっています。
しかし、それでも、睡眠の2割は深い眠りについています。
最新の研究によると、この深い睡眠中は、犬でも夢を見ているというのがわかっています。
どんな夢を見ているのかは、犬のみぞ知ることです。
もしかしたら、飼い主と一緒に散歩をしている夢でも見ているのかもしれません。
もしそうだとしたら、ぜひ、そっとしてあげたいところですね。
さて、今あなたが飼っている犬は、どのような場所にハウスがありますか。
トイレの近くにハウスがあると、トイレに行くたびに、犬を起こしてしまいます。
屋外で飼うときも、玄関近くは人の出入りが多いので、睡眠を邪魔しやすく、控えたほうがいいでしょう。
静かにゆっくり夢を見られる場所のほうが、犬も質のいい睡眠が取れるに違いありません。
夢の邪魔をしないためにも、静かな場所にハウスを設置しましょう。