執筆者:水口貴博

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。

いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。 | 犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

犬には「食べられるものは食べておこう」という本能があります。

散歩の途中、道端に落ちているものは手当たり次第に食べられるものかどうかチェックしています。

「おなかが減ったなあ。何かおいしいものは落ちていないかな」

そんなことを思いながら、道端をチェックしています。

まったくもって食いしん坊ですね。

犬は道端をクンクンとかぎ回り、気になるものがあれば立ち止まって、すぐ口にしようとします。

犬には強力な鼻があるので、食べられるかどうかは、おおむねにおいから判断できます。

人の100万倍とも言われている強力臭覚で、においだけでその食品の種類、鮮度など、正確に判断できます。

しかし、そうは言っても、拾い食いはあまりおすすめできることではありません。

いくら強力な臭覚とはいえ、絶対ではないからです。

ビニールに包まれていると、においがわからず、腐っているものを口にするかもしれません。

また、一見して問題がなさそうなものでも、犬には毒物であり、おなかを痛める危険性があります。

道端とはいえ、そのほかどんな不審なものが落ちているかわかりません。

散歩の途中に、犬が立ち止まったことにつられて飼い主も止まると「『食べてもいい』という合図かな」と思い口にしてしまいます。

もし犬が道端に落ちている怪しげなものを口にしようとしたら、リードを引っ張り、口にするのをやめさせるようにしましょう。

犬が興味を持っているのはわかりますが、健康面を考えてのことです。

いくらおなかがすいているとはいえ、道端に落ちている不審なものは口にさせないほうがいい。

食べるものは飼い主が与えるものだけにしましょう。

犬の気持ちを理解しながら育てる方法(14)
  • 道端に落ちている不審なものを食べようとしたら、リードを引っ張りやめさせる。
道端の草は、衛生的によくないので食べさせないほうがいい。

犬の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 犬が素早く動くものに反応してしまうのは、野生だったころの名残。
  2. 犬同士にも相性がある。
  3. 痛みでしつけようとすると、犬から嫌われる。
  4. 広いハウスより、狭いハウスのほうが、落ち着く。
  5. 実は、犬も夢を見る。
  6. 犬は色を見分けるのが、大の苦手。
  7. 先住犬がいる家で、新しく犬を飼うときの注意ポイント。
  8. なぜ犬は、飼い主に叱られたときほど大きなあくびをするのか。
  9. 大はしゃぎする犬を、おとなしくしつける方法。
  10. 猫は、舌の上で水をすくって飲む。
    犬は、舌の裏で水をすくって飲む。
  11. 犬用のお洋服は、単なるおしゃれだけではなかった。
  12. 「褒める量」より「叱る量」のほうが多くなっていませんか。
  13. いきなり登場したハウスに、なかなかなじんでくれないときの対処。
  14. いくらおなかがすいているとはいえ、拾い食いはやめさせる。
  15. 道端の草は、衛生的によくないので食べさせないほうがいい。
  16. 餌をやるのが楽とはいえ、出したままにするのはやめたほうがいい。
  17. なぜか自分からリードを噛み切って、飼い主のもとを離れたがる犬の気持ち。
  18. 首輪に連絡先を書いた迷子札をつけておけば、迷子になっても怖くない。
  19. よく噛んで食べさせるのを、強要しないようにする。
  20. 犬は肉食。
    好きな肉にも、順番がある。
  21. 犬のマーキング行為は、存在のアピールをする重要な役目を果たす。
  22. 犬が変なポーズで寝始めたら、飼い主は大喜びしていい。
  23. 犬が本当に成長するために必要なのは、意外にも飼い主以外の人と接する機会。
  24. 飼い主が気を配る必要があるのは、生まれたばかりの子犬より、むしろ子どもたちの行動。
  25. 水口家での飼い主と犬との間にあった、暗黙の了解。
  26. 屋外で飼うなら、犬の立場になって考える必要がある。
  27. 犬のよだれは、人の汗に相当する。
  28. においを嗅ぎ回る犬は、人がニュースを確かめることに相当する。
  29. 動物病院の選び方で大切なのは、先生の思いやり。
  30. 曖昧な部分を残したほうが、犬との付き合いはうまくやっていける。

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