執筆者:水口貴博

のんびり気楽に生きる30の心の習慣

15

ウサギにはウサギのよさがある。カメにはカメのよさがある。

ウサギにはウサギのよさがある。カメにはカメのよさがある。 | のんびり気楽に生きる30の心の習慣

私の知り合いに「のろさ」を悩みにしている人がいます。

「私の話し方も行動も『のろい』とよく言われる。だからいけないのかな」

たしかにその女性の話し方は、ゆっくりした口調でした。

行動も、のろのろしています。

話を聞くと、これまで何度も自分の性格を変えようと、スピードを心がけてきたとのことです。

しかし、どれも失敗しました。

自分に合っていないことは、そもそもなろうとするほうが難しいです。

実は、悩みではありません。

そもそも悩むべきところではないところで、悩んでいます。

私は「そのままでいい」とアドバイスしました。

事実、そのままでいい。

きびきび動く犬もウサギもいいですが、のろのろしたカメやアリでもいい。

どちらにも、それぞれのよさがあります。

大切なことは、今の自分を最大限に発揮させることです。

「ゆっくりしているからいけない」というのは悩みではありません。

ゆっくりした行動が最初からできるのは、素晴らしい個性であり、才能です。

その特徴を前面に出していけば、誰にも負けない魅力へと変わります。

男性の中にはきびきびした女性を好む人もいれば、ゆっくりした女性を好む人もいます。

スピードが要求される職場なら、ゆっくりした行動が要求される仕事に就けばいい。

カウンセラーのようにゆっくり話を聞くことが要求される仕事もたくさんあります。

初めから備わっている自分を変えようとするのは、神様に失礼です。

ありのままで生きていけばいい。

自分らしい味にして、誰にも負けない魅力に変えましょう。

自分が自分らしくなれ、生きるストレスが小さくなります。

そもそも自分を変える必要など、最初からなかったのです。

のんびり気楽に生きる心の習慣(15)
  • ゆっくりした行動を、持ち味にする。
入院は、人生の夏休みと思う。

のんびり気楽に生きる30の心の習慣

  1. のんびりしたカメだからこそ、味わえる感動がある。
  2. 世の中で最も美しい風景は、実はあなたの真上にあった。
  3. 人によって価値観が違えば、美しいと感じる基準もまったく異なる。
  4. おごりにするべきか。
    割り勘にするべきか。
    それが問題だ。
  5. ぼうっとしていたからこそ、潜在意識が表面化する。
  6. 「いつでも行ける」と思う近場こそ、絶好の穴場である。
  7. 早起きすると、1日が長く感じられる。
  8. よく噛んで食べれば、おかずなしでもご飯はおいしい。
  9. 勉強部屋に缶詰にならず、外へ遊びに出かけることが大切。
  10. 私たちは、2つの世界に生きている。
    「昼の世界」と「夜の世界」。
  11. 昔の遊びには、テレビゲームでは味わえない刺激がある。
  12. 考えてもわからないことに悩んでも、仕方ない。
  13. 「緩」も「急」も、どちらも必要不可欠。
  14. ほのかな朝日で、自然に目覚める。
  15. ウサギにはウサギのよさがある。
    カメにはカメのよさがある。
  16. 入院は、人生の夏休みと思う。
  17. 「まあ何とかなるだろう」と、根拠なく気軽に構える。
  18. 言いたいことは、次の日に言うくらいでいい。
  19. 100パーセントを感じさせる言葉は使わない。
  20. おもちゃには、童心に返る力がある。
  21. 成功するためには3つの目が必要。
    鳥の目、虫の目、魚の目。
  22. 仕事の予定が入る前に、休暇の予定を先に入れる。
  23. 弱みを隠しているうちは、一生克服できない。
  24. 規則正しい生活を送っている人が少ない時代になってしまった。
  25. 迷わない。
    直感に従う。
  26. ゆっくり話すことは「落ち着き」と「品」を醸し出す。
  27. 完璧を求めると、読書が間違い探しになってしまう。
  28. どうしてもリラックスできないときには、お酒の力を借りればいい。
  29. 服からくるストレスは、大きい。
  30. 約束の数をできるかぎり少なくする。

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