年を取るにつれて、叱られることが少なくなります。
子どものころは毎日叱られていたのに、年を取ると叱られる回数が急に激減します。
年を取るほど年下が多くなり、年上が減ってしまうからです。
「教えられる立場」から「教える立場」になってしまうからです。
しかし、年を取れば過ちを犯すことが1つもなくなるのかというと、そうではありません。
年を取っても、過ちを犯してしまうことはたくさんあるはずです。
叱られる経験は、大変貴重です。
若いときに叱られるだけでなく、年を取っても叱られることは、さらに貴重です。
年を取ると、叱られたくても叱られなくなります。
うぬぼれた大人たちは、マナー違反をしたり、不祥事を起こしたりして、逮捕されます。
そういう例が、マスメディアで毎日のように報道されています。
普段から叱られている人は、そういう過ちを犯しません。
道がそれ始めたときにすぐ注意してくれる人がいるので、大ごとになる前に気づけます。
叱ってくれた人に感謝することです。
逮捕に比べれば、叱られているほうがまだましです。
叱られている環境にいるからこそ、正しい道が歩めるのです。