「もう自分の人生はダメだ」
人生がめちゃくちゃになり、希望も夢もなくなった人がいました。
お金もなくなり、家もなくなり、家族もいなくなり、もう生きている意味を感じていませんでした。
ビルから飛び降りようと自殺を決意し、ビルの屋上に立ちました。
「これですべてが終わりだ」
自殺をしようとしたそのとき、ふと、意外な発想を思い浮かべました。
「どうせ死ぬなら、死ぬほど働いてみてはどうだ。死ぬ気になったら何でもできるはずだ。死ぬのはそれからでも遅くはない」
私たちは生きている間、命を保証するためにストッパーがかかっています。
できるだけ危険なことは避け、けがをしないように心がけ、健康を維持できる程度の生き方をしています。
しかし、本気で死ぬ気になった瞬間、世の中から怖いものがなくなります。
火事場のばか力です。
その人は、どうせ死ぬなら死ぬ気になって働いてからにしようと、自殺を思いとどまりました。
死ぬ気になれば、何でもできると思いました。
死ぬのは、限界を超えた努力をしてからでも遅くはありません。
死ぬほど働く過労死も、怖くありません。
そもそも死ぬつもりなら、何でもできるはずです。
勇気がなくてできなかったこと。
恥ずかしくてできなかったこと。
健康を気にして、なかなか一生懸命になれなかったこと。
死ぬ気になれば、そんなことどうでもよくなります。
今までできなかったことも、死ぬ気になったらできました。
その人は死ぬほど働いた結果、なんと事業に成功しました。
起死回生のチャンスを狙って、死ぬ前に、死ぬほど働いてみることです。
命を絶ったら最後です。
最後に、もう一度死ぬ気になってがむしゃらに働き、起死回生を狙うのです。