「禁煙者の24時間」と「喫煙者の24時間」。
それぞれ質も量も異なります。
喫煙者の24時間は、禁煙者の24時間以下です。
時間として同じでも、その時間内で行える仕事の量と質には、大変な違いが出てきます。
まず日頃からタバコを吸う人は、吸わないといらいらします。
いらいらすると仕事に集中できなくなり、社内が禁煙なら、やむなくタバコを吸うために喫煙室へ向かいます。
当然ですが、タバコを吸っている時間は、仕事が中断します。
それだけでも、禁煙者に遅れてしまいます。
さらに忘れてならないのが、タバコを買うお金です。
タバコを買うお金も年間を通して考えると、大変な金額になります。
1日1箱、400円とすれば、1カ月で12,000円。
1年で、144,000円。
もはや海外旅行ができる金額です。
大きな出費なので、生活にも影響があります。
タバコが体に悪いのは言うまでもありません。
タールは、発がん性物質です。
タバコを吸いすぎるとガンになるといわれています。
肺にたまったタールのため、酸素の吸収力が衰えます。
タバコを吸う人は、吸わない人より寿命が短くなります。
社内を見ていると、仕事ができる人は禁煙者が多いようです。
タバコを吸わないのでいらいらも少なく、気持ちが安定しています。
必ずしも、この限りではありませんが、一般的な傾向です。
吸わなければいらいらし、吸うために席を外し、余分なお金を使うという積み重ねは、やはりマイナスでしかありません。
よって、喫煙者の24時間は、質も量も、禁煙者の24時間以下となるのです。