勉強で失敗する人は、たくさん勉強することを考えます。
一方、頭がいい人は、継続できる勉強を考えます。
頭の使い方がうまくない人は、勉強のために、長時間費やします。
たしかに長時間、勉強をすれば、たくさん詰め込むことができるでしょう。
しかし、無理な勉強の進め方は、三日坊主で終わることでしょう。
三日坊主になるパターンは決まって「気合が入りすぎていること」が原因です。
最初から、全力のスピードです。
「やるぞ。頑張るぞ」という気持ちが大きすぎて、最初から飛ばしすぎているのです。
燃料のことなど考えずにスピード重視で進んでいるため、気づけば燃料がなくなります。
エンストになり、終了です。
勝負では、負けにつながるのです。
車を運転するためには、スピード重視ではなく、燃料を気にする必要があります。
燃料やメンテナンス、時には休憩を入れて、細く長く使う人のほうが、結果的に走行距離が長くなります。
賢い人は、継続こそが本当の力につながることを知っています。
童話『ウサギとカメ』があります。
最初はウサギが前を走っていましたが、後からカメが追い抜いてしまう逆転劇です。
この童話は、スピードと継続の重要性を比べた、大切な物語です。
スポーツでいえば「短距離走」vs.「持久走」です。
スピードは、初めはいいのですが、後から苦しくなります。
持久走は、スピードこそは遅いものの、継続されるため、長く走れます。
頭の使い方も同じです。
賢い人は「継続できる勉強」を選ぶのです。