好きな人がそばにいると、自然と気になります。
どきどきと心臓が高鳴り、気にしないようにしようと思っても、気になります。
ふとした瞬間、お気に入りの音楽がテレビで流れていると、気になります。
テレビではいつも音楽は流れているものですが、自分のお気に入りの曲が流れたときにはテレビに集中してしまい、目が離せません。
私は本屋で本を眺めているときに、気になるタイトルを見つけると、足が止まってしまいます。
気になるタイトルは「ほとんどが読んでみたい」という気持ちになったタイトルです。
そのタイトルとは、たいてい今の自分にとって課題となるテーマがほとんどです。
恋愛に悩んでいるときは「恋愛に悩んでいませんか」というキャッチコピーに、反応してしまいます。
ストレスに悩んでいるときは「ストレス解消」というテーマに、目が留まります。
自然と気にしてしまうことは、無意識のうちに求めている証拠です。
「自然と気になる」という現象を手がかりにすれば、無意識が具体的に見えてきます。
私は犬が好きですが、偏りがあります。
ドーベルマンのような大きな犬より、ポメラニアンやヨークシャーテリアのような、小さくてかわいい犬が好きです。
ペットコーナーでは、小さくてかわいい犬ばかりを抱いてしまいます。
好きな色にも偏りがあります。
青色や緑色などの寒色系より、桃色や黄色などの暖色系を好む傾向があります。
赤やピンクは「元気になれそうだ」と思い、無意識に求めてしまいます。
自分としては強く意識はしていないのですが、今までの結果を見ると、偏りがあります。
小さくてかわいい犬を好んだり、赤やピンク色を好んだりしてしまうのは、無意識に、そうしたことを好む傾向があるからです。
自分の偏った行動に気づけば、普段は見えてこない無意識が見えてきます。
どんな色の服をいつも着ていますか。
どんな人がタイプですか。
どんな音楽が好きですか。
どんな勉強が好きですか。
偏りがあるものです。
偏りを発見したとき、潜在的に求めているものが見えてくるのです。