私が学生のころに、こんなジンクスがありました。
あなたも一度は、聞いたことがあるのではないでしょうか。
「朝食を抜く人は、試験に失敗する」
学生時代に聞いた話ではありますが、今振り返っても「たしかにそれは言えているな」と強く感じます。
年を取るにつれて、これは単なるジンクスではなく、むしろ人生の法則であると確信します。
朝ご飯を抜いて学校へ登校する人は、決まって余裕がない人です。
少しでも長く寝たいからと、いつまでもベッドの中でぐずぐずして、ぎりぎりになって登校します。
朝、眠いくらいですから、夜更かししていたのでしょう。
睡眠不足の体に鞭を打ち、無理やり起きて制服に着替える。
体調が優れない。
お通じも悪い。
こんなときに朝食を食べる気にもならなければ、食べる時間もありません。
「今日も朝食は、いらないから!」
「今日は」ではなく「今日も」という言葉を、当たり前のように口にする。
ばたばた支度し、お母さんがせっかく作ってくれた朝食を目の前に「いってきます」の言葉もなしに飛び出していく。
学校へ到着して、さあ勉強と気合を入れても、朝食を抜いているため頭の回転が悪い。
ばたばたした後は、疲れている。
回転が悪ければ、当然記憶力も乏しくなる。
黒板で先生が話している内容も、よくわからない……。
こんな毎日を繰り返すことで、大切な試験にも失敗してしまうという流れです。
どうでしょうか。
「朝食を抜く人は、試験に失敗する」という法則は、あながち間違ってもいませんね。
「朝の時間をどう使うかによって、あなたの未来が決まる」ことは、お話ししました。
これは、勉強、仕事、スポーツのどの分野にも当てはまることです。
朝食を抜いていると、ガソリンを入れずに車を走らせるようなものです。
途中で車が止まってしまうことは、当然であり、当たり前のことです。
車の性能が悪いのではなく、ドライバーの運転に問題があるのでもなく、そもそも燃料を入れていなかったことに問題があるのです。
同じく、勉強がはかどらないのは、学校に問題があるわけでもなく、あなたの脳に問題があるわけでもありません。
そもそも、朝食を抜いていることに問題があるのです。
燃料を入れずして、車を走らせていませんか。
車がどうなるのか、目に見えていますよね。
あなたは朝食を抜いて、1日をスタートさせていませんか。