私たちはピンチを大げさに捉えすぎています。
「最悪のピンチだ!」「絶体絶命のピンチだ!」「人生最大のピンチ!」とばたばた騒ぎ立てます。
そのほとんどが、実は誤解です。
たいてい大げさに捉えているだけです。
「本当のピンチ」は、1つしかありません。
「命に関わるピンチ」です。
命に関わるピンチ以外、大したことはありません。
ピンチを乗り越えられなかったとき、命を失うことになるのであれば、それは本当にピンチです。
まさに最悪のピンチ、絶体絶命のピンチ、人生最大のピンチと言っていいでしょう。
しかし、命に関係しないピンチであれば、大したことはありません。
お金を失ったら、また稼げばいいだけです。
仕事を首になったら、別の会社に就職すればいいだけです。
失恋したら、新しい人を見つければいいだけです。
借金を背負うことになれば、こつこつ返していけばいいだけです。
家が燃えたら、被災保険金を使って新しい家を建てればいいことです。
もちろん大きなダメージを負うことにはなりますが、手段があります。
命があれば、やり直しはいくらでもできます。
だから、あまり難しく考えないことです。
くよくよしないで楽観的にいきましょう。
「ピンチ、ピンチ」と言いますが、万一乗り越えられなかったとしても、命に別条はありません。
ひどい目に遭うことになったとしても、きちんと代償を払った後は、普通に生活していけます。
このことに気づけば、ピンチというものの、実は大したことではないことに気づくはずです。
今あなたが直面しているピンチは、命に関係することでしょうか。
命に関わらなければ、大したことありません。
「命までは奪われない」と思うことです。
「大したことないね」「小さなピンチにすぎないね」と一蹴すればいいのです。
肩の力が抜け、落ち着いた行動もしやすくなります。