美術鑑賞は、1回で十分とは限りません。
「感動した。素晴らしい展覧会だった。もう一度鑑賞しに行きたい」と思うことがあるかもしれません。
そんなときは、もう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
2回目の鑑賞となりますが、もちろん「あり」です。
新作映画の場合、気に入った作品は何度も映画館に足を運んで鑑賞することがありますが、それと同じことです。
2回目は、すでに前提知識があります。
1回目とは違った視点から鑑賞ができたり、新たな気づきや発見があったりして、より奥深い鑑賞ができるようになります。
鑑賞の開始早々「そうそう、これこれ!」が止まりません。
映画鑑賞の場合、2回目は1回目とは違った感動を覚えますが、それは美術鑑賞でも同じことがいえます。
1回目ではわからなかったポイントに気づくことは少なくありません。
展覧会の魅力を、たっぷり味わい尽くすことになるのです。
1回目の鑑賞が1人だったなら、2回目の鑑賞は、家族・友人・恋人を連れて足を運ぶのもいいでしょう。
感動を共有できたり、思い出作りになったりします。
1回目の半券があれば、2回目以降の入館料が割引になる場合もあるのでチェックしてみてください。
美術鑑賞は、体験消費の1つ。
気に入った展覧会があれば、ぜひ2回目の鑑賞に足を運んでみましょう。
展覧会の期間は限られているので「善は急げ」です。
素晴らしい展覧会は、何度も鑑賞する価値があります。
むしろ2回目以降が本番と言っても過言ではありません。
何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方です。