美術館では、撮影OKと撮影禁止の作品が混在していることがあります。
展示エリアで分かれていることもあれば、同じ展示エリアでも、作品ごとに撮影OKと禁止が分かれていることもあります。
撮影OKの作品は、もちろん撮影ができます。
撮影する際は、周りに注意するようにしましょう。
ただし、フラッシュはオフにするのがマナーです。
突然強い光が発生すると、普通に見ている人の迷惑になります。
撮影前にはきちんとオフになっていることを確認しておきましょう。
一方、撮影禁止の作品は、当然ながら撮影はできません。
作品の一部であっても撮影は厳禁です。
スタッフや学芸員に交渉してどうにかなる話でもないので、撮影禁止のマークがあれば、素直に従うことが大切です。
さて、注意したいのは「うっかり」が起こるケースです。
ぼんやりしていると、撮影禁止のマークを見落としてしまい、スタッフから注意を受けることがあります。
不注意で撮影してしまったときは、すぐ削除しましょう。
また、後ろに下がって作品全体を撮影するときも注意が必要です。
引いた位置から撮影しようとすると、隣にある撮影禁止の作品がカメラの視野に入ります。
引いた位置から作品全体を撮るのはいいのですが、カメラの視野には気を配り、撮影OKの作品だけを撮るようにしましょう。
後方に下がって撮影するときは、周囲の人とぶつからないように注意することも大切です。
作品を撮るときは、1作品ごとに撮影マークを確認するようにしましょう。
一つ一つチェックする癖をつけておくことです。
手間に感じるかもしれませんが、不注意を防ぐためには一番確実です。
撮影していいのかはっきりわからない場合は、そばにいるスタッフに声をかけて、確認を取りましょう。
親切に教えてもらえます。
聞くことは恥ずかしいことではありません。
「たぶん大丈夫だろう」という曖昧な判断をするのではなく、きちんと確認を取ることが大切です。