公開日:2023年8月7日
執筆者:水口貴博

美術鑑賞を楽しむ30の方法

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常設展にも足を運ぼう。美術館の「核」に当たる作品と出会える。

常設展にも足を運ぼう。美術館の「核」に当たる作品と出会える。 | 美術鑑賞を楽しむ30の方法

忘れがちなのは「常設展」です。

常設展とは、期間を設けず、いつでも見られる展示のことをいいます。

「企画展にはよく行くけど、常設展はほとんど行かない」という人も多いのではないでしょうか。

「常設展には一度も行ったことがない」という人もいるかもしれません。

それはもったいないことです。

常設展は企画展に比べ、地味なイメージがあるかもしれません。

企画展は大々的に告知され、多くの人でにぎわいますが、常設展の告知はいつも展示されていることもあり、あまり目立ちません。

もちろん企画展もいいのですが、常設展にも目を向けてみましょう。

期限やテーマを設けている企画展に対して、常設展は期限がありません。

常設展は、美術館所蔵の作品を鑑賞できます。

美術館が買い取った作品なので、その美術館の特色やこだわりが感じられます。

常設展こそ美術館の「核」に当たりますから、鑑賞価値は十分あるのです。

企画展は一期一会ですが、常設展は期間が設けられていないため、いつでも鑑賞ができます。

常設展は、企画展に比べて安価に鑑賞できることもメリットです。

企画展に比べると人は少なく、ほとんど混雑もないので、快適に鑑賞できるでしょう。

もちろん音声ガイドも要チェックです。

常設展とはいえ、世界的に有名芸術家の作品を鑑賞できることもあります。

数千万円クラスの作品はざらにあり、中には数億円クラスの作品と出会えることもあります。

ゴッホ、セザンヌ、ルノワールといった、世界的巨匠の絵画を所蔵している美術館もあります。

今まで企画展しかチェックしていなかったのなら、一度常設展にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

常設展を通して美術館の特色やこだわりを知ることも、楽しい美術鑑賞です。

美術鑑賞を楽しむ方法(25)
  • 企画展だけだけでなく、常設展にも足を運んでみる。
ガイドツアーがあれば要チェック。
入館料以上の楽しみを満喫できる。

美術鑑賞を楽しむ30の方法

  1. 美術館は、心を豊かにする場所。
    入館の前と後のあなたは、別人になっている。
  2. 美術鑑賞は「見たいな」と思う展覧会を見つけることから始まる。
  3. ネットでの美術鑑賞で満足してはいけない。
  4. 美術鑑賞を高尚なものだと考えない。
    肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。
  5. 展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。
  6. 美術館は、できるだけ平日の朝一に行くのが良い。
    夜間に開館しているなら、ナイトミュージアムもおすすめ。
  7. 美術館は、身軽な服装で行こう。
    靴はスニーカーがベスト。
  8. 劇場や美術館に入るときは、入り口に注目しよう。
    芸術鑑賞の時間は、劇場や美術館の入り口から始まっている。
  9. 音声ガイドを借りると、理解がすいすい進む。
    美術鑑賞がもっと楽しくなる。
  10. 美術鑑賞中は、マナーモードが基本。
    できれば機内モードがベスト。
  11. 鑑賞中の会話は認められている。
    ただし、大きな声での会話は控えるのがマナー。
  12. 撮影禁止の作品は撮影しない。
    作品ごとに一つ一つきちんと確認する。
  13. 美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。
  14. 美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。
  15. まずお気に入りを1つ見つける。
  16. すべての作品をじっくり鑑賞しなくていい。
    ぴんときたものだけ、時間をかけてじっくり鑑賞する。
  17. 至近距離で見るのはいいが、全体を見ることも忘れてはいけない。
  18. 作品リストを活用した、美術鑑賞の楽しみ方。
  19. 「家に飾るならどれにするか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  20. 着席スペースがあれば、無理をせず座ろう。
    着座位置から鑑賞するのも面白い。
  21. 単眼鏡は、美術鑑賞をより深く味わうためのアイテム。
  22. 美術品を見るときは「制作年」もチェックしよう。
    昔の作品が美しく残っていることは感動に値する。
  23. なぜスタッフに質問しても、きちんと答えてもらえないことが多いのか。
  24. 気になる画家や作品が見つかったら、後から深く調べよう。
  25. 常設展にも足を運ぼう。
    美術館の「核」に当たる作品と出会える。
  26. ガイドツアーがあれば要チェック。
    入館料以上の楽しみを満喫できる。
  27. 「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「本展のマイベスト3はどれか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  28. 美術鑑賞の最後は、ミュージアムショップを楽しもう。
    気に入ったグッズがあれば、迷わず買うのが吉。
  29. 気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。
    図録の3つのメリットとは。
  30. 何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

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