美術の楽しみを増やす、2つの視点があります。
「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「今回の美術展で一番気に入った作品はどれか」です。
美術展では、エリアに分かれています。
それぞれのエリアが終わったら「このエリアで一番気に入った作品はどれか」と自分に問いかけてみましょう。
「振り返る」という行為は「印象・記憶に残る」という工夫につながります。
美術鑑賞の良い区切りにもなっておすすめです。
2つ目の視点は「本展のマイベスト3はどれか」です。
すべての作品を鑑賞し終えたら、全作品を振り返り、マイベスト3を考えてみましょう。
もちろん完全に自分の好みでOK。
マイベスト3が決まったら、なぜ気に入ったのか、自己分析をしてみるといいでしょう。
興味を持つ作品の傾向がわかったり、自分の好みを再確認できたりして、美術鑑賞の余韻が良くなります。
「明るい作品が好み」「謎めいた作品が好み」など、客観的に自分の好みを把握するのも面白い。
時には思いも寄らない好みを発見できて、自分でも驚かされることがあるかもしれません。
ミュージアムショップで、好きな作品ベスト3のポストカードを買うのも良し。
ミュージアムカフェで飲食を楽しみながら振り返るのもおすすめです。
家族や友人と一緒に出かけたなら、帰り道でお互いのマイベスト3を発表し合ってみるといいでしょう。
お互いの好みや価値観がわかって、会話がわいわい盛り上がるのです。