公開日:2023年8月7日
執筆者:水口貴博

美術鑑賞を楽しむ30の方法

4

美術鑑賞を高尚なものだと考えない。肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。

美術鑑賞を高尚なものだと考えない。肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。 | 美術鑑賞を楽しむ30の方法

「美術館は私なんかが行くところではない」という人がいます。

「美術の知識はゼロ」

「美術のことは全然わからない」

「西洋絵画なんて1ミリもわからない」

「私の芸術アンテナは折れている」

「学校で美術史を履修していない」

美術鑑賞を高尚なものと考える人が少なくありません。

たしかに「美術鑑賞」という言葉は、それだけで気高い印象があります。

あらたまった服装を着ていく必要があるような印象もあります。

素人や初心者が行くところではないと考える人が少なくありません。

しかし、ここに誤解があります。

美術鑑賞を高尚なものだと考えないことです。

高尚なものと考えていると、ハードルが高くなります。

心理的な抵抗が出てしまい、美術館に足を運びにくくなるのです。

美術鑑賞はもっと気楽に楽しむものです。

予習ができればベストですが、だからといって必須というわけでもありません。

予備知識があれば楽しめますが、なければないで、それも楽しい。

雰囲気を見て楽しむだけでOK。

筆の運び方や絵の具の盛り上がり方を見るだけでも面白い。

作品を見て「すごいなあ」「美しいな」と思うだけでも楽しめます。

あらたまった服装も必要もありません。

身軽な格好で十分。

靴もスニーカーでOKです。

美術館は体力を使うので、むしろ身軽な格好のほうが適しています。

美術の知識がなくても問題ありません。

音声ガイドを借りれば、素人や知識ゼロの人でも楽しめます。

そもそも会場には解説パネルがたくさんあるので、予習がなくても楽しめるようになっています。

肩の力を抜いて、気楽に足を運びましょう。

映画館に行くようなノリでいいのです。

「あっ、何か面白そうなのがやってる。ちょっと行ってみるか」でOK。

美術鑑賞を高尚なものと考えず、気楽に楽しむものなのです。

美術鑑賞を楽しむ方法(4)
  • 美術鑑賞を高尚なものだと考えず、肩の力を抜いて、気軽に楽しむ。
展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。

美術鑑賞を楽しむ30の方法

  1. 美術館は、心を豊かにする場所。
    入館の前と後のあなたは、別人になっている。
  2. 美術鑑賞は「見たいな」と思う展覧会を見つけることから始まる。
  3. ネットでの美術鑑賞で満足してはいけない。
  4. 美術鑑賞を高尚なものだと考えない。
    肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが大切。
  5. 展覧会に足を運ぶ際は、予習をしておこう。
  6. 美術館は、できるだけ平日の朝一に行くのが良い。
    夜間に開館しているなら、ナイトミュージアムもおすすめ。
  7. 美術館は、身軽な服装で行こう。
    靴はスニーカーがベスト。
  8. 劇場や美術館に入るときは、入り口に注目しよう。
    芸術鑑賞の時間は、劇場や美術館の入り口から始まっている。
  9. 音声ガイドを借りると、理解がすいすい進む。
    美術鑑賞がもっと楽しくなる。
  10. 美術鑑賞中は、マナーモードが基本。
    できれば機内モードがベスト。
  11. 鑑賞中の会話は認められている。
    ただし、大きな声での会話は控えるのがマナー。
  12. 撮影禁止の作品は撮影しない。
    作品ごとに一つ一つきちんと確認する。
  13. 美術品を見る時間より、解説パネルを見る時間のほうが長くなっていませんか。
  14. 美術鑑賞をするときの3つの基本ステップ。
  15. まずお気に入りを1つ見つける。
  16. すべての作品をじっくり鑑賞しなくていい。
    ぴんときたものだけ、時間をかけてじっくり鑑賞する。
  17. 至近距離で見るのはいいが、全体を見ることも忘れてはいけない。
  18. 作品リストを活用した、美術鑑賞の楽しみ方。
  19. 「家に飾るならどれにするか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  20. 着席スペースがあれば、無理をせず座ろう。
    着座位置から鑑賞するのも面白い。
  21. 単眼鏡は、美術鑑賞をより深く味わうためのアイテム。
  22. 美術品を見るときは「制作年」もチェックしよう。
    昔の作品が美しく残っていることは感動に値する。
  23. なぜスタッフに質問しても、きちんと答えてもらえないことが多いのか。
  24. 気になる画家や作品が見つかったら、後から深く調べよう。
  25. 常設展にも足を運ぼう。
    美術館の「核」に当たる作品と出会える。
  26. ガイドツアーがあれば要チェック。
    入館料以上の楽しみを満喫できる。
  27. 「このエリアで一番気に入った作品はどれか」「本展のマイベスト3はどれか」という視点で鑑賞すると、面白い。
  28. 美術鑑賞の最後は、ミュージアムショップを楽しもう。
    気に入ったグッズがあれば、迷わず買うのが吉。
  29. 気に入った展覧会は、図録の購入がおすすめ。
    図録の3つのメリットとは。
  30. 何度も鑑賞するのも、粋な楽しみ方。

同じカテゴリーの作品

2:55

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION