目は、面白い。
目は、まったく言葉を発しませんが、さまざまなメッセージを伝える力があります。
にらんだ目は、敵対を意味します。
優しい目は、友好を意味します。
目の使い方だけで、敵にも味方にもなります。
テーブルを挟んで向かい合って話をするとき、少し威圧を感じることがあります。
視線と視線がぶつかるからです。
前を向いて視線がぶつかるなら、相手はまともに前も向けません。
こういうときにはどうすればいいのかというと、真正面に座るのではなく、斜め横のポジションで聞けばいいのです。
これなら視線はぶつかりません。
斜めのポジションは、心理学で「友好」を意味するポジションと言われます。
相手には親しく接してもらえている印象を与えることができ、お互いの心を開きやすくなります。
これは落ち込んだ人に限らず、普通の友人にも誰にでも通用します。
国境は関係ありません。
生物的な本能です。
野生の動物同士が争うときというのは、必ず真正面になって戦います。
斜め横になって戦うなんて聞いたことがありません。
真正面同士というのは、対立のポジションなのです。