直接褒めてもらうより、第三者から褒めてもらえるほうが、喜びが大きいものです。
「貴博君は仕事、頑張っているね」と直接褒められるのも嬉しいですが、もう一工夫あります。
「先生が貴博君のこと、頑張っているって言っていたよ」と言われるほうが、さらに嬉しいです。
言葉にしなくても、自分を気にかけてくれていたことがわかり、嬉しくなります。
褒めることはいいことです。
悪口だけは、告げ口でもしてはいけませんが、褒め言葉なら、むしろ告げ口をしたほうがいいのです。
褒め言葉は告げ口して、どんどん広げていきましょう。
悪い噂が広まると、嫌な気持ちになりますが、よい噂が広まるのは素晴らしいことです。
落ち込んでいる人を元気づけるとき、誰かが言っていた褒め言葉を本人に教えてあげましょう。
「そういえば、A君が褒めていたよ」と言って、相手を元気づけてあげるのです。
たわいないことでもかまいません。
たわいないことほど、相手には嬉しい言葉になります。
「誰かが自分のことを褒めてくれている。気にしてくれている」とわかっただけでも、元気になるのです。