公開日:2023年6月9日
執筆者:水口貴博

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

7

まず得意な仕事から始めて、調子を上げる。

まず得意な仕事から始めて、調子を上げる。 | 1日1日を大切に生きる30の人生習慣

「得意な仕事だけをしたい。苦手な仕事はしたくない」

社会人の心の叫びです。

苦手な仕事は避け、得意な仕事だけに専念したいというのは、社会人の誰もが思うことではないでしょうか。

ところが社会で仕事をしていると、そうもいきません。

得意な仕事だけすればいいというわけにはいかず、苦手な仕事をしなければいけないときがあります。

さて、ここであなたに質問です。

得意な仕事と苦手な仕事の2つをしなければいけない状況があるとします。

特に優先はなく、それぞれ仕事量も同じだとします。

あなたなら、どちらから始めますか。

どちらから始めても大差はないように思えますが、実際はそうでもありません。

ここで、苦手なことから取り組もうとする人がいます。

学校の給食では「嫌いなものから食べなさい」と教わった人も多いでしょう。

そのときの習慣が残っているためか、まず苦手な仕事から取り組もうとする人がいます。

これは要注意です。

最初に苦手なものから取り組むと、なかなか調子が上がりません。

なかなか楽しめないうえ、仕事のスピードも遅くなりがちです。

苦手であるゆえに、完了に長い時間を要することも少なくありません。

思ったより時間を取られると、予定が狂います。

ようやく得意な仕事に取りかかるときには「時間がない!」と周章狼狽しゅうしょうろうばいすることになるのです。

こういうときは、得意な仕事から取りかかりましょう。

調子を上げられるからです。

得意な仕事は、わくわくしながら楽しく取り組めます。

てきぱき手際よく進められるので、勢いとスピードが生まれ、早く片づけられます。

得意な仕事は、計画の見積もりもしやすい。

仕事が終われば、達成感が得られて快感です。

得意な仕事で調子を上げておけば、その勢いを生かして、苦手なことに取り組めるのです。

余った時間を苦手な仕事に投下できることもメリットです。

学校の試験でも、解ける問題から取り組み、時間のかかる問題は後回しにするのが定石ですが、それは仕事でも同じです。

得意な仕事から始めたほうが、とんとん前に進むので、精神衛生が良くなります。

時間管理がうまくいき、全体として結果を出しやすくなるのです。

1日1日を大切に生きる人生習慣(7)
  • 得意な仕事と苦手な仕事があれば、まず得意な仕事から始めて調子を上げる。
当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。

1日1日を大切に生きる30の人生習慣

  1. 毎日新鮮な気持ちでスタートすることを忘れていませんか。
  2. 布団を畳むことは、小さな模様替え。
    気持ちがすっきりして、よい1日をスタートできる。
  3. 成功したいなら「行動しながら勉強する」の一択。
  4. 挫折本を手に取って、大人のリベンジを果たそう。
  5. 星空鑑賞も素晴らしい芸術鑑賞の1つ。
    最近、星空を楽しんだのはいつですか。
  6. 火を起こす経験も、良い勉強。
  7. まず得意な仕事から始めて、調子を上げる。
  8. 当たり前のことに感謝できる人に、悪い人はいない。
  9. 宝くじに並ぶ人から学ぶこともある。
  10. 普段通りなのに「元気がないですね」と言われたら、活力のない雰囲気が出ているということ。
  11. グループの輪に入りたいなら、自分から動くことが大切。
  12. 魚釣りは、釣れる日もあれば、釣れない日もある。
    どちらも釣りの醍醐味。
  13. 普通にお願いするより、理由を添えてお願いするほうがいい。
  14. 旅先のトラブルは、必ず良い思い出になる。
  15. 上に上がろうとする本能を呼び起こせ!
  16. 「3、2、1」のカウントダウンは、0まで待たない。
    3で行動する。
  17. 日記に書くことがなくて困ったときは「天気」をネタにしよう。
  18. なぜ年を取ると、平凡な景色に感動できるようになるのか。
  19. 1日5分の瞑想が、人生の質を高める。
  20. 元気よく「元気が出ない」と言う人は、すでに元気が出ている。
  21. いいことの基準は、高いより低いほうがいい。
  22. 平凡な食べ物も、高級と思えば、リッチに感じられる。
  23. 理想の1日にチャレンジしよう。
    実現できたら、習慣化にチャレンジしよう。
  24. なぜ歴史を勉強すると、選挙に行きたくなるのか。
  25. モチベーションは「記録」から生まれる。
  26. お伊勢参りは、毎日30キロ以上歩いていた。
    私たちは、たっぷり歩くことを忘れている。
  27. 「失敗しない方法」と「成功する方法」は、似て非なるもの。
  28. 一歩踏み出した人からパワーをもらったら、気持ちが熱いうちに行動を起こそう。
  29. チャレンジ精神を持っている人は、年齢に関係なく、いつまでも心は若い。
  30. 生きていることは、当たり前ではなく、奇跡。

同じカテゴリーの作品

3:11

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION