元気がないときは、下を向いてしまいがちです。
なかなか体に力が入らず、魂が抜けたような状態となります。
気力が乏しいときは、顔も視線も下向きになることが多いもの。
あまりに元気がないときは、真下を向くような姿勢になることもあるはずです。
しかし、下を向いていると心がふさがったままとなります。
気分の停滞から抜け出せず、なかなか流れを上向きに変えることができません。
ぐっと喉を曲げることにもなるため、スムーズな呼吸を妨げられ、軽い酸欠状態に陥ります。
下を向いたままでは、ネガティブな感情から抜け出せなくなり、出る元気も出なくなります。
だから、まず上を向くのです。
元気がないままでもいいので、上を向いてください。
泣いているなら、涙を流しながら上を向けばいい。
上を向けば、光が飛び込んできます。
屋内であれば明るく光るライトが見え、屋外であれば美しい青空や白い雲が見えるでしょう。
気道がまっすぐになって呼吸がしやすくなり、脳に酸素が行き渡ります。
私たちは上を向くと、ポジティブのスイッチが入るようになっています。
しばらく上を向いて過ごしていると、だんだん元気が出てきて、前向きな気持ちもよみがえってきます。
元気がないときにできることは、まず上を向くことです。
どれだけ元気がなくても、上を向くくらいはできるはずです。
上を向くことで、立ち直っていけるのです。