「疲れやすいなあ」
そう思ったら、自分の服や靴をチェックしてみてください。
窮屈な服や靴を身につけていないでしょうか。
窮屈な服や靴を身につけると、締め付けによって血行が悪くなります。
血中の乳酸がスムーズに排出されなくなり、疲れが取れにくくなります。
自律神経の働きも悪くなり、体の不調を招くことも少なくありません。
窮屈なら、すぐ締め付け感に気づきそうですが、意外と見落とされるケースが少なくありません。
私たちには「慣れ」があります。
普段からスーツとネクタイを身につけていると、だんだん締め付け感に慣れてきて普通になります。
疲れの原因になっているにもかかわらず、気づけないことがあるのです。
もちろん窮屈な服や靴にもメリットはあります。
細身のスーツやきゅっと締まったネクタイを身につけると、気合が入る人もいるでしょう。
美しいシルエットやスタイリッシュなファッションにこだわりのある人なら、細身のスタイルを好むはずです。
しかし「疲労軽減」という観点で考えるなら、窮屈な服や靴には要注意です。
余計な疲れを感じたくないなら、窮屈な服や靴は避けておくほうがいいでしょう。
余計な疲れを感じたくないなら、できるだけ締め付けのない服や靴を選ぶようにしたい。
クールビズが許される職場なら、ノーネクタイで過ごすと、疲れにくくなります。
自由な服装が許される職場なら、締め付けの少ない、ラフな服装を選ぶといいでしょう。
窮屈な服装は、TPOに応じて必要最低限で済ませます。
顧客や取引先と対面のときだけスーツ・ネクタイを着用する、という方法も悪くありません。
女性であれば、締め付けの少ないスカート、ストッキング、下着などを選ぶと良いでしょう。
靴も要チェックです。
足元からの疲れも軽視できません。
窮屈な靴では足にストレスを感じることが多くなります。
通気性も悪くなるため、蒸れやすくなって、嫌なにおいの原因にもなります。
足の疲れを軽減されるなら、ビジネスシューズやハイヒールよりスニーカーやパンプスです。
歩きやすい靴のほうが、足元が楽で疲れにくくなります。
職場で許されているなら、会社に着いてからスリッパやサンダルに履き替えるのもありでしょう。
通勤のときは、シューズのひもをしっかり締め、会社に着いたらひもを緩める方法もあります。
タイトな服装でびしっと決めなければいけない場面もありますが、許される範囲で窮屈を感じない服や靴を心がけてみてください。
余裕のある服や靴を身につけると、心や体にも余裕が出てくるはずです。