「やる気がないから動けない」という人がいます。
やる気がないときは、体が鉛のように重く感じられるものです。
ガス欠になった車のような感覚で、力が入らず、動こうにも動けないように思われます。
やる気がなければ動けないのも仕方ないと考える人は少なくありません。
しかし、ここに誤解があります。
「やる気がないから動けない」はうそです。
そう思い込んでいるにすぎません。
トイレに行くときは動けるはずです。
食事をするときも動けるはずです。
ちょっと外をぶらぶら散歩するくらいなら普通にできるでしょう。
「やる気がないから動けない」は誤解です。
実際はやる気がないことを言い訳にして、行動を拒否しているだけ。
「やる気がないから動けない」という思い込みに縛られているから、動けないのです。
やる気がなくても、動けます。
健康上の理由があるなら別ですが、体に異常がなければ、やる気がなくても動けます。
動きはスローになるかもしれませんが、動くことなら普通にできます。
やる気がないから動けないと思っている人は、目を覚ましてください。
自分の悪い思い込みに気づくことです。
やる気は、動いているうちに出てくるものです。
動いているうちに気分が上がっていき、調子も出てきます。
だるかった体は軽くなっていき、遅かった動きもスピードが出てきて、だんだんエンジンがかかってきます。
気づくと、やる気に火がついているのです。
筋肉は気力を生み出す工場です。
やる気は、体を動かしているうちに出てくるものです。
いきなり大きな仕事に取りかかる必要はありません。
やる気がなくてもできるような、小さな仕事から取りかかればいいのです。
簡単な雑用くらいなら、頭を使わなくてもできるはずです。
迷ったら、掃除がおすすめです。
やる気がなくても動けるのですから、やればできます。
「やる気は後から出てくるもの」と思ってください。
「やる気がなくても動ける人」になりましょう。
やる気がなくても動ける人が、道を切り開くのです。