「行動するにはやる気が必要」
そう思っていないでしょうか。
もちろんやる気が不要というわけではありません。
やる気は、ないよりあったほうがいいのはたしかです。
やる気があったほうが、積極的な気持ちになり、根気も集中力も出やすくなるでしょう。
身も心も軽くなり、スピードも出やすくなります。
明るい気持ちになり、疲れも感じにくくなります。
気力が高まることで、いつもより質の高い結果を残せるでしょう。
しかし「行動にはやる気が必要」というのは思い込みです。
実は、行動にやる気は必要ありません。
やる気がなくても行動できます。
やる気がなくてだるくても、体が動かないわけではありません。
けがや病気で体を動かせないなら別ですが、きちんと体を動かせる状態にいるなら、やる気がゼロでも行動できます。
やる気が出なくて体がだるいとします。
体がだるくても大丈夫です。
やる気が出なくて体がだるくても、だるいまま動かせばいいのです。
熱意と意欲がないと、行動できないわけではありません。
熱意と意欲がなくても、事務的な気持ちになれば、行動できます。
淡々と行動しましょう。
元気はないかもしれませんが、元気がなくても行動できます。
落ち込んでいるかもしれませんが、落ち込んだままでも行動できます。
やる気が出ないとスピードも出にくいですが、そもそも無理にスピードを出す必要もないのではないでしょうか。
スピードはなくても、のんびり進めていけばいいことです。
あらためて考えると、意外と行動にやる気は必要ないと気づくはずです。
意欲や熱意がなくても、行動できる。
消極的で体がだるくても、行動できる。
元気がなくてテンションが低くても、行動できる。
「行動するにはやる気が必要」というのは完全な誤解です。
やる気がなくても、行動できる事実に気づいてください。
やる気が出るまで待つなんて、気の遠い話です。
やる気が出るまで待っていると、どんどん時間が過ぎ、日が暮れてしまいます。
「やる気が出ればラッキー」と思うくらいでちょうどいい。
やる気がなくても行動できる事実に気づけば、やる気が出るまで待つ時間を省けます。
やる気は、行動していくうちに出てきます。
筋肉は、やる気を生み出す発電機です。
体を動かしていると、だんだん気分が高まってきます。
やることが決まっていないなら、ひとまず部屋の掃除から始めるといいでしょう。
体を動かしているうちに、だんだん気持ちに変化が現れます。
気づけば、やる気が出ているのです。